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2009年11月 1日 (日)

父の死とヒッポ

10月は、あまり意識はしていませんでしたがかなりしんどい時間を過ごしていたのだと思います。

韓国へ家族交流で行ったこと、事前にたくさんのファミリーを回って集中してそれぞれのファミリーでの時間を過ごすことが、7月の父の死のショックを和らげた、というよりも力技で乗り越えたようなかんじでした。それはそれでよかったと思います。9月も韓国からホストの会社の方が来日したり、様々な出来事があって考える時間もあまりないまま過ごしたように思います。

先月は考えなければならないことがたくさんありました。父の死は通り過ぎましたが、その事後処理は精神的にきついものがありました。きついとはいっても主治医やデイケアがサポートしてくれるし、親類の理解や協力もあるし、恵まれつくしていましたが、そもそも自分がまだうつ病で精神的肉体的負荷に弱いです。母がひざを痛めて入院手術をしたためにそれに付き添ったり、その関連で親の家にも行ったりしました。母の老いとおとろえはたまにしか会わない(基本的にはドクターストップで会えない)自分にも、その都度響きました。

両親と自分が同居する前提だった家は一人暮らしには広すぎます。が、引越しも父が脳梗塞で倒れて入院して、病院から戻ることなく逝ってしまったので私物が多くて大変な状況です。墓はありません。本来一人息子の自分が考えなければならない問題が山積しています。うちに限らず地縁血縁の薄くなった現代社会において、故人の後始末は相当な負担のようで、出産や介護ほどではないですが社会問題化しているようです。

ここまではヒッポブログで書く話題ではないのですが。

そんなわけで、今、自分は自分にとってのヒッポの位置づけをリセットしなければならないようです。今までのヒッポでの3年半は、病気をそれと割り切ったうえで社会進出していくためのスタート、言葉が増えていく過程、合宿を通して所属ファミリー以外にも人の輪を広げていく時期がありました。さらにはじめてのホームステイ受け入れ、その縁で単独海外旅行(しかもインドの山奥)、縁をつないで2度目の訪問とさらに3回の海外の方のホームステイ受け入れがあり、今年はヒッポの家族交流(韓国)も体験しました。このように過ごした自分はヒッポの活動に参加する以前とは比べものにならないほどたくましくなり、病気も相当の改善をみました。しかしながら一通りのことはやりつくしたという気がしています。

もちろん長く続けることでさらに自分の成長を促すことができるだろうと予想はつきます。一番の要素は子どもたちがいること。ヒッポの環境の中で育つ子どもたちが、世代や国・地域を問わずコミュニケートしていけるようになる様子を見て、そして共に過ごす時間を持つことによって、自分もその姿に学びながら大きくなっていくことができます。あかちゃんと同じように言葉の習得をすれば大人も実は話せるようになるのですが、それは文法や単語ではなく、意思疎通したいという「気持ち」によって、「文法」などに代表される狭義の言葉でなく「表情」や「シチュエーション」などあらゆるものを含んだ広義の言葉を身につけていくからです。その大まかな全体があるからだんだん細かな使い分けもいちいち頭で考えなくても間違えないで話せるようになるわけです。一人で生きることのできない人間にとってコミュニケーション能力はそのまま生きる力となります。だから大人もヒッポで成長できるわけです。

でも、自分が今おかれた社会的環境を冷静に考えると、あと数年でお金が尽きてしまうか、仕事をし始めて時間がなくなるか、あるいは海外へ移住してヒッポという環境がなくなるかのどれかでしょう。一時「ダージリンにヒッポを作る」と書いたことがありますが、最近ヒッポの中心にいる人たちを見て「それはありえないな」と思いました。作れたらいいですけどね。それ以前に解決しなければならない個人的問題、病気の一層の改善、経済的自立その他もろもろがありすぎます。

インドへの道というかるたを作り始めた頃、「社会復帰はしない(できない)だから社会進出をする」と書いていました。あの当時、「ヒッポは今の自分にとっては仕事のようなもの」と書いたと思います。これは言ってみれば多くの障害者当事者の方々がリハビリの過程で作業所に通ったりするのと同じようなものだったとおもいます。ヒッポと関わる時間が有限になってきた今、あらためて自分とヒッポのかかわりを見つめなおしたいと思います。年内いっぱいそういう関わり方をするつもりです。

それは、しかし結果的に「インドへの道」というかるたで書いてきたことの延長なのだと思います。

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コメント

睡眠導入剤の「マイスリー」を愛用しています。
おかげで、入眠はすんなりいきます。

同じ睡眠導入剤の「ハルシオン」や「レンドルミン」も服用していましたが、現在は服用していません。

この3種の睡眠導入剤の中では、「ハルシオン」を服用した時が最も早く入眠する気がします。
しかし、入眠のタイミングが急すぎて、入眠する前の記憶が飛ぶ感じで、変な気持ちです。

わたしには、今の「マイスリー」がちょうどいいです。

中途覚醒や早朝覚醒がありますが、「ドラール」で対応しています。

といっても、まったくだめな時は、何を服用してもだめです。
夜中に追加服用すれば、翌日の昼間、睡魔に襲われます。タイミングの問題です。

こういう薬に頼らなくても平気な日が早く来てほしいです!

投稿: TheBeach | 2009年11月 2日 (月) 12時26分

The Beach さん
このブログは鳩ヶ谷雑記とは、書いている趣旨が違います。このようなコメントはコメントにはお返事できません。

また昨日鳩ヶ谷雑記本館に書かれたコメントとほぼ同内容の記事をリンクのブログに書いていらっしゃいますね。

こちらのブログのリンクは外させていただきます。

投稿: なんちゃん | 2009年11月 3日 (火) 00時05分

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