やどかりの里

2008/07/26

今日も全部すっぽかす

今年の埼玉県はインターハイの全国大会が開かれるのですが、もうひとつささやかながら重要なイベントが開かれます。「全国精神障害者団体連合会」ぜんせいれん の大会が開かれるのです。ポイントは「親の会」ではなく「当事者の会」であることです。会長をはじめ役員はみんな精神障害当事者です。縁あって、これのお手伝いをさせていただけるという話が舞い込んできまして今日はその打ち合わせの日なのですが、正午過ぎに昼ごはんを食べてから出かけるどころかたたんだ布団を引き出してしまうという、おとといと同じ調子の悪さです。恐縮ながら準備会をすっぽかしました。人手がいないのに申し訳ありません。ま、でもこれはみな同じ条件でやっていますのでしかたありません。「仕方ありません」で何でも済ましてくれるような会社で無いと自分は就労不可能な役立たずなんですよ、実は。

実はこの全精連全国大会は昨年だったか一昨年か、なんと北海道浦河町で開催されました。人口1万6千人の町です。市の人口は6万だけど周辺の経済圏、行政圏をあわせると70万人という鳩ヶ谷と違って、日高支庁所在地で管内ではもっとも大きな街。浦河より大きな街を探すと列車で3時間以上かかる苫小牧になってしまうという、そういうところです。そこで全国大会が開かれて、ボランティアの方々ももちろんいますが基本的には当事者が実行委員を全部つとめたというのはまさに「べてるの家」があってこそ。で、べてるの理念のひとつが「安心してサボれる会社作り」「手を動かすより口を動かせ」・・・。なんだか自分が準備会にいけなかった言い訳を書いているみたいですが・・・。それが今年埼玉で行われる事の意義は大きいものがあります。実は埼玉にも当事者主体の活動がいくつかあるのです。さいたま市内にある「やどかりの里」などはべてるの本その他の執筆を手がけられた元共同通信記者の横川和夫さんの本にとりあげられたこともあります。

さて、タイトルにもどります。今日は夜、種ともこさんのライブが渋谷の7thFloorであります。そしてこのブログでも度々紹介している戸田和雅子さんと橋本歩さんが出演するイベントが青山であるのです。どちらかに行くつもりでいたのです。特に橋本さんはこの夏のair plants活動休止後しばらく海外へ出られると聞いていましたのでこの二人が揃うチャンスは希少です。しかし・・・17時頃いよいよ行かなきゃと思って表の通りまででたら固まってしまいました。1分くらい固まって結局おうちのふとんへ逆戻り。今日も全部すっぽかしました。

インドへ行こうというのはこんな自分が描いているおとぎ話なのです。

いやいや、おとぎ話だからと言って、実現不可能だとは微塵も思っていません。自分もできなかったことをくよくよすると一層調子が悪くなるし、皆さんも自分のことを「すごいね」と手放しで持ち上げてくださったりすると痛い目にあいます。お互いほどほどで行きましょう。

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