商業・サービス業

2022/05/24

レジスター

ワーカーさんに会えることになりました。この為にいろいろ犠牲をはらったので「やっとここまできた」と思いました。どんなことが相談できるか、あれこれ考えておきたいです。

ちょっと前に、仕事でレジを使えるようになったと書きました。

レジに関しては、ずいぶん前に川口そごうの紀伊國屋書店のレジを見て驚いたというのを書いたような気がします。昔は「レジスター」という一つの機械であり、レジキーを使って業務を開始したりレジ締めしたりしていました。渋谷のクリニックでたまにレジ締めを手伝う機会がありましたが、やはりレジキーを使うレジスターを使っていました。カルテは完全に電子化されていたけれど、レジはアナログだったのです。

紀伊國屋書店のレジは「レジスター」ではなく、さまざまな機械をつなげた「レジシステム」とでも言うようなものでした。お金を扱うドロアーも、レシート発行機も、みんなレジ本体から独立していました。「レジスターが無くなっちゃった」という事で驚いたのでした。

今回自分がレジを使うようになって、核になるレジ本体は完全にパソコンの一種に置き換わったのだと思いました。レジキーというものは存在せず、WEBを扱うように「ログイン」「ログアウト」をするのです。レシートと同じ内容を記録する「ジャーナル」という店控えは電子化されていました。レジスターの時代には考えられないくらい細かな情報が出てきます。

自分が勤めていた時代の「レジスター」は、お店全体のレジを管理する「ストアコントローラ」という親機につながっていて、ストコンがダウンすると店じゅうパニックでした。外部とはつながっておらず、土日は地域のSVに指定時間毎に現在売上を電話で報告していました。

今は当然ネットで繋がっていて、そんなアナログな事はしていないでしょう。ドロアーも機械化されているので、現金在高が合わないなんて事は無いはずで、1円でも合わなかったら大問題でしょう。

ゆくゆくは、今すでにビックカメラなどがやっているように、レシートも電子化されてお店のアプリで見る時代になるんじゃないかと思います。

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2018/04/11

きょうの読書2

「だれがアパレルを殺すのか」読みかけ。この本は以前日経ビジネスに載った記事を加筆したものだそうで、確かに読んだことのある内容もいくつかありました。

衣料の価値ってなんだと思います?総合スーパーの衣料品は「縫製」とかと考えているんじゃないでしょうか。でも「○○バリュー」とかの衣料品なんて寝間着以下じゃないですか。ユニクロの柳井会長は「情報だ」と言っていてその通りだと思います。ZARAの品物なんて裏返すと縫製はすごく雑ですが、それでもいいなと自分は感じますから。

ただ、いわゆるファストファッションが新興国で劣悪な条件で品物を作っていることが露呈してからは「どこで、どのように作った品物か」というストーリーも大事な要素だし、着こなしも重要。おしゃれに見えるのに「これは古着屋で500円で買った」とか言って自慢する人も多い時代です。

大阪西成のバッタ屋のことは以前ここでも取り上げたような気がしますが、衣料は売り上げが全盛期の6割なのに作られている量は当時の2倍というのがすごいことだと思います。在庫がたまってバッタ屋にまわるわけです。

通販で衣料品を買う人も激増しているそうですが、そういう時気になるのはサイズでしょう。MとかLとか書いてあってもメーカーやブランドによって規格がまちまち。なので売れている通販サイトではすべての扱い商品を測り直し、通販会社基準でサイズ表示を統一しているそうです。確かにそれなら店に買いに行かなくても済みます。最近店に買い物行くの楽しくないですものね。在庫が多すぎてどれがどれだかわからない。陳列が下手で探し物が見つからない。店も広すぎてどこに何があるのかわからない。店員がいなさすぎて何も聞けないか、逆に居すぎてしつこい。

店の売り上げは究極的には店の人の質で決まります。同じ品物なら当然そうなるのに人材を使い捨ててきたために販売技術が伸びていかない。あこがれのブランドの店に就職しても職場環境が劣悪で(賃金は安い、ノルマは高い、人間関係は悪い、キャリアデザインができない)どんどん辞めていく。

アパレルに限らず、流通に限らずじゃないかと思いました。

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2018/03/17

レジスター機

少し前に川口そごう9階の紀伊國屋書店のレジが変わりました。それまではいわゆる「レジスター」があったのですが、なんとそのレジスターの持っていた機能がすべてバラバラになったのです。バーコードの読み取り機があり、パソコンのようなモニターがあり、バーコードをスキャンできないものはキーボードで入力。お金の入っているドロアーも別になっていて、ICカードの読み取り機も別になっています。レシート発行機も別にあります。コンビニのレジスターがありとあらゆる機能を一台に組み込んで進化しているのとは全く逆に進化したのです。

これ、川口そごうだけかと思ったらそんなわけはなく、ほかの紀伊國屋書店(自分が行くのは北千住マルイ、渋谷西武、新宿本店ですが、たぶん浦和パルコもコクーン新都心も)もそうなっていました。レジスターの機能が分解されているっていうのは、長年レジスターのお世話になった自分には衝撃的な光景です。

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2017/12/24

やっぱり気になる

イオンモール座間がオープンするそうですが、座間市と小田急が積極的に開発している海老名駅前は至近距離。海老名には旧サティのイオンもありほかにもいくつもの商業施設があるのでどうなるんだろう、と感じます。

三越伊勢丹は社長が変わって方針がいろいろ変わり、冬のバーゲンは4日からスタートとか。3月閉店の松戸伊勢丹は最後のバーゲンとなります。松戸の伊勢丹、柏のそごうといえば、自分が小さいころによく連れて行ってもらったデパートでした。両方なくなるというのが時代を感じます。かつては大型店なんかなかった川向こうの埼玉県三郷市のほうが、ららぽーともあるしイケアもあるし、ヨーカドーだってあるし。三郷市と本庄市は埼玉県では商業需要の他県流出が多かった市と習ったような気がしますが、今は逆に三郷の集客力は半端じゃないと思います。

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2017/10/09

浦和駅前にヤオコー

浦和パルコでは地下の食品部門に特化して出ていた大丸が閉店になりました。その後釜に入るのがヤオコーだそうで、11月にオープンするそうです。

ヤオコーはとにかく品ぞろえが豊富なのに選びやすく、総菜が充実しているのが特徴。現場のパートさんが開発したレシピを置いたり、ほんとに工夫しています。イオン系列のベルクやマルエツなどとはとにかくレベルが段違いです。カスミはイオン系列でもまだ独自性があるほうですが、だんだんつまらない店になっている感じが否めません。

大丸とパルコはそもそも同じグループ会社でしたがヤオコーは無関係のテナント。全く違う色を出してくるんだろうなあ、と期待しています。

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2017/09/06

熱くなってしまう業界話

きょうのびっくり。今週発売の日経ビジネスに、「ユニー・ファミマグループが子会社になっているユニーにドン・キホーテの資本を導入する」との記事。

ドン・キホーテは長崎屋に続きユニーも手に入れることになりそうです。当分看板がかわることはないにしてもドンキ化が進むのかもしれません。

長崎屋は自分が流通業に就職するころにはだいぶ体力がなくなっていましたが、かつては量販店GMSで一番大手という時代があったそうです。そのため従業員には自分たちの会社が一番という自負が高く、それゆえに当時は格下に見られた食品部門に自前で参入するのが遅れ、衰退した経緯があります。食品を格下にみて自前でやるのが遅れたのは、東武ストアもそうでした。

外から見ると時流から取り残されているのにプライドが高い会社というと、まったく個人的な感想ですが今ならさしずめ三越だと思います。

ユニーは自分が勤めていた会社ととても似た戦略をとる会社でした。自分が勤める前は合併話もあったくらいで、マスコミにすっぱ抜かれて破談しましたが、その後も似ている感はあったと思います。ユニー&サンテラス業態がニチイ業態、アピタ業態がサティ業態、生活創庫業態がビブレ業態(扱い品目は違いますが若い世代をターゲットにしたのとターミナル駅そばというのがよく似ています)、と考えるとするっとなじみます。○○ウォークという名前で展開しているモール型SC(埼玉県では桶川のベニバナウォーク桶川と、東松山のピオニウォーク東松山があります)はイオンモールやアリオみたいなものですが、あれを最初にやったのは都市型のマイカル本牧と郊外型のイオンノアショッピングセンター(千葉県野田市)でした。違っていたのはコンビニ戦略で、ユニーはサークルKを作りましたが、マイカルは「24時間従業員を働かせたくない」と社長が言ったとも聞きますが(ホントですかね)やらなかったのを思い出します。

ユニーがこういう展開になっている中、東海地方中心のユニーと規模的にも似ている中国九州地方のイズミが割と頑張っているのは、相当経費を詰めながらも新機軸も入れて努力してるんだろうなあと思いました。

ユニーは電子マネーにも参入しているのですが認知度はいまいち。これがドン・キホーテで使えるようになったらちょっとびっくりですね。


きょうはリワークの集団カウンセリングプログラムでも昔の仕事の話(いまだに夢に出てくるなど)をしたので、特に語りたくなってしまいました。

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2017/08/15

溶け合う業態

先日ドラックストアが弁当を売りはじめたという記事を雑誌で見ました。ドラックストアもいよいよ市場が飽和してきて、コンビニのエリアに侵食してきたという内容だったのですが…。今日求人のフリーペーパーをぱらぱらめくったら、ドラックストアとコンビニの合体店舗の募集が出ていました。

コンビニも新しい付加価値をつけながら深化(誤字ではなく)してきましたが、カリスマがいなくなってアイデア切れ。結局日用品まで売り出すようになってきています。

業態の垣根はないということですね。

休み明け初日から寝落ちてしまいました。

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2017/07/12

ネット流通大盛況

アマゾンがプライムデーと銘打って11日にしかけたバーゲンがものすごく売れたようです。楽天のスーパーセールとどっちが売れているのかわかりませんが、アマゾンは一時アクセスが集中してつながらないほどの盛況だったようです。

アメリカでは実店舗が衰退の一途だと聞きます。日本はどうなるでしょう。

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2017/02/28

そっかぁ

仙台のさくら野百貨店が倒産したそうです。このデパートは仙台駅前にあって高速バスにも「さくら野前」というのがあるくらいです。ほかの記事を見る限り、少し前にパルコの新館がオープンしたのがとどめを刺したのかもしれません。

実はこのデパートは自分が勤めていたころのグループ会社ダックシティでした。倒産後イオンが救済したとき、この百貨店は切り離され別法人が運営していました。それでさくら野百貨店という名前に変わりました。

今、仙台も札幌と同様JR仙台駅に人の流れが移りつつあって中心市街地には危機感もあるとのこと。仙台はもうすぐやってくるあの3・11を乗り越えて街もみんなで復興を目指してやってきたと思います。それでも色がついてきてしまうのはほんとうにやむを得ないことだと自分は思っています。川の水は、いつもそこに流れていても流れる水はさっき流れていたものとは違うのです。パルコだって今はセゾングループではなく大丸と松坂屋のグループが運営していますしね。

震災という試練も乗り越えてきたのに2度目の倒産。本当に無念だと思います。

駅前でもさくら野がダメになったのは、札幌でもそごうがダメになったのと似ています。

長く守ってきた職場を離れざるを得ない皆さんが、別の活躍の場を得てやっていけるようにと切に祈ります。

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2017/01/12

やめられない店舗見学

タウンワークの川口版を見ていたら、3月に川口駅から徒歩7分のところにスターバックスコーヒーがオープン予定とのこと。徒歩7分といえばたぶんアリオ川口だべな、と思いました。樹モールにはすでにありますものね。

梅島陸橋にニトリの店ができて、テナントにヨーカドー食品館が入ったことを書きました。先日の診察の日につい見に行ってしまいました。が、これは目標売上をかなり下回っているのではないかという感じがしました。例えば畜産コーナーでタイムサービスをしていて値下げ品は半額、そうでないものも一割引きなんてやっているとか、平面駐車場のほとんどを自転車置き場に振り替えているとか。

この店の近隣にはイオン西新井店や西友足立島根店など競合店がずらりとあって、近隣の数多くの団地から自転車で買い物に行く人が多いのです。イオン西新井店はもともと西新井サティなのですが、こんなに少ない駐車場でよくこれだけ売れるなあと感心するほどかつては売れていました。

梅島陸橋のニトリはもっと広いエリアから車で来てもらうことを考えていたため、イトーヨーカドー食品館を導入したのかなと思うのですが(というのも食品館はほかのヨーカドーの食品売り場よりも質の高いものを売ることが多いのです)、これだけ自転車のおきゃくさんが多いとなると、もくろんでいたよりも遠方の人が少なく、近隣の人が多いということ。すると品物のグレードよりも値段が勝負ということになる気がします。

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