このところメディアで日本にいるクルド人難民の人たちの話題がよく出ているようです。
中東にアフガニスタンとかカザフスタンなど○○スタンという末尾の国名がいくつもありますが、これはペルシャ語で~の場所とか~の土地などという意味だそうです。それで埼玉にも「ワラビスタン」と呼ばれているエリアがあるんだそうです。もちろん蕨市のことです。クルド難民の方がたが自分たちの住んでいるエリアをそう呼んでいるんだそうです
とはいってもおそらく正確には蕨市ではなく蕨駅エリアの川口市ではないかと思います。蕨市の中心である蕨駅の西口ではなく裏側の東口でよく見かけるからです。自分が働いている施設のパン屋さん前は多くのクルド人の方がたが通るエリアで、リニューアルして自分が店頭でチラシをまいた際も何人ものクルド人の方がたに受け取っていただきました。もっともこの方々は日本的な焼き立てパンにはあまり関心がなく、唯一関心を示してくださったのは見本で焼いて店頭に飾ってあったフランスパンでしたが・・・。
このエリアはもちろんクルド人街になっているわけではなく、一見どこにでもある街並みです。でもケバブ屋さんができたりハラルフード(イスラム教の人でも食べられるようにお祈りをしてある食料品を扱う店)ができたりしています。それくらいなら最近はよくありますが、近隣のビルの一室に日本クルド文化交流協会(たしかそんな名前)という看板を見つけたときは「へ~」と思いました。
どこでも文化の違いによる摩擦はおこるもの。そうしたことでトラブルになって自分たちが居づらくならないように、クルド人有志の方がたが活動していて、ポイ捨ての煙草を拾ったりもしているんだそうです。
クルド人の居住エリアにはトルコも含まれます。自分としては「トルコ語も通じるかなあ」とおもったりもするのですが、トルコ政府はクルド人に対しては好意的な対応をしていませんので、通じてもいい気はしないだろうなあと思って話しかけていません。
トルコは日本から見ると遭難船を助けた恩を国中で語り継ぎ、イランイラク戦争で孤立した日本人を今度はトルコ航空機が救出してくれました。そのことがまた日本で話題になり、といい循環が続いてお互いに好印象だと思います。でも、特に隣り合った地域や民族同士は、近いだけに問題も起こりやすいんだろうなあと感じています。
余談ですが、自分の咳はおさまり、体調的には大丈夫そうです。
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