映画・テレビ

2013/02/03

やればできるさ

「人生ここにあり」という映画のDVDを見ました。これはイタリアの映画で、原題は「やればできるさ」。イタリアは精神病院を全廃した国として知られますが、この映画はそのきっかけとなった出来事を実話をもとに作られています。ユーモアあふれ笑ってしまう場面もありますが、精神疾患への偏見や当事者の自殺、薬の多量処方の弊害など笑えない話題もたくさん含まれていて、深い内容でした。一番の感想は「これはイタリア版のべてるの家だ」というもの。

べてるで言えば向谷地さんのようなリーダーが、川村先生のような理解ある医師と共に、万年入院だった精神病患者を組織し起業を試みるのですが、やはり計画通りにものごとは進みません。しかしそこで価値観の逆転が起こって、事業がうまくまわりだすのです。べてるが昆布の袋詰め作業の下請けから始めたものの、かんしゃくを起こしたメンバーの一言で委託先から仕事を引き上げられ、それをきっかけに昆布の直販事業を立ち上げて飛躍したのとだぶります。商品価値のなかったものが一番の売りになるところもそっくりです。さらに精神科施設ではたいてい制限のある色恋沙汰もタブーでないところもべてると一緒です。

病気による障碍があってもそれぞれの人が出来る役割を分担し、お互いが無くてはならない存在になっていくところや、大事な判断はいつもメンバーの合議で決めるところなども「3度の飯よりミーティング」などのべてるの理念と重なります。

今、イタリアではこういう組織が2500もあって、3万人の精神病患者が働いているのだそうです。

とても勇気をもらえる映画でした。

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2012/05/27

きょうの「そうそう」

昨日のアド街ック天国(テレビ東京系)で、鳩ヶ谷が取り上げられたそうで、自分はテレビがないので見ていませんが、複数の人からその話を聞きました。ホームページを見てみると「なるほど」「そうそう」と思うものと「知らない」と思うものがあって面白かったです。それにしても合併でなくなってしまった鳩ヶ谷市エリアが地域として今取り上げられるというのも不思議な感じがします。

昨夜はふとんを敷かずに寝込んでしまい失敗。でも体調はよく6時起床で順調でした。ただ、少し横になるとすぐうとうとしてしまうので要注意です。少し前までものすごく気になった冷蔵庫の音が大丈夫になり、外の音も過敏でなくなったので、窓を開けて風を通すことができたのも良かったです。

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2012/02/18

きょうの「しあわせのパン」

「しあわせのパン」という映画を見てきました。昨年一本だけ映画を見たのですが、神経過敏で刺激に感じてしまい素直に楽しいとは思えなかったのです。しかし今回は見てよかったです。原田知世さんをスクリーンでみたのは何年ぶりでしょう。自分が年をとった分だけ原田さんも年をとったんだなあ、などと思いました。出てくるパンや料理がおいしそうで、「かもめ食堂」を思い出しました。生きているといろんなことがあってなかなか一筋縄ではいかないのだけれど、ちょっとしたしあわせを丁寧に感じながら生きていれば素敵だなと思いました。

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2011/10/28

きょうの「夜明け前」

きょうはデイケアへは行かず、「ツレがうつになりまして。」という映画を見に行く。映画を見ること自体がかなり情報過多で厳しいかと思われたが、どんなふうにうつ病が描かれているのか興味があって「みてみたい」と思っていた映画だった。うつ病が映画になるというのは「大変な時代だなあ」としみじみ。「明けない夜はない。それが曇りだったとしても」ということばでエンディングを迎えるのだが、それを聞いて「夜明け前が一番暗い」という何かのせりふを思い出した。症状にしろ環境にしろ、次々に厳しいのがやってくる今はまさに夜明け前なのかもしれない。そして明けてもなんだか曇り空なのではないかと言う気がしてきた。

なるようにしかならない。そう割り切るしかない。

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2010/03/16

やまない雨はない

我が家にテレビもテレパソもワンセグ携帯もないので見ることは出来ませんが、ここ数年ずっとライブで音楽を楽しませてもらってきた air plantsの楽曲がとうとうテレビドラマで採用されたのだそうです。テレビ朝日で3月6日放送されたドラマスペシャル「やまない雨はない」で、CDに入っている曲を含め10曲以上が使われているとか。聞きたいなあ・・・。テレビドラマならそのうちDVDになるでしょう。スペシャルだから、要望が多くないと無理かな。

やまない雨はない・・・今の自分には少々意味深なタイトルですね。お天気キャスター倉嶋厚氏の実話エッセイのドラマ化だそうです。

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2009/09/22

冬のソナタ

自分が先月行った韓国の春川(チュンチョン)市は、多くの方が知っている韓国ドラマ「冬のソナタ」のロケ地として有名です。ロケ地なのだということは知っていましたが、なかなか見るチャンスがなく結局見ないまま行ってしまいました。帰国後、デイケアの看護師さんが「見ていないならぜひどうぞ!」と言ってDVDボックスを貸してくださいました。これを昨夜やっと見ることができました。DVDでは日本語の吹き替えだけでなく韓国語の音声でも見ることができるのです。昨夜は日本語字幕つき韓国語バージョンに設定してみました。そしてこれを見てればだいぶ韓国語が分かるようになるだろうなあと実感しました。好きこそものの上手なれ。ヒッポをやっているおかげで自分も分かる韓国語が結構あって、字幕を見ながら「ずいぶんまた意訳してあるな」とか、いろいろ思いながら見ました。

ストーリーもわくわく、出てくる景色にところどころ自分も見たものがあり(有名な撮影ポイントへは行っていないのですが)、そういう部分でもわくわくしました。感情のひだみたいな部分が日本人と共通しているから、受けるのでしょうね。とても面白かったです。でも見ないで出かけたのはよかったかも。重要なシーンの景色が目に焼きついてしまうので、見てから行くとそれを追い求めてしまいますね(ナミソンの並木道とか)。あんなインパクトの強い風景でなくても春川っぽい風景は結構でてくるのです。それが懐かしさを感じさせました。またいけるかなあ?

春川は位置的にも産業面でも山梨県の甲府盆地に似ています。地場産業もさかんだし、果樹栽培もさかん(しかもぶどう・ももが有名というところまで同じ)、ソウルから約2時間の自然豊かな街ということでソウルからの観光客も多いのです。

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2009/06/28

崖の上のポニョ~未来少年コナン

ここのところ崖の上のポニョの韓国語バージョンをなんどか聞いています。大橋のぞみちゃん本人が韓国語も歌っているみたいで、それだけ韓国でもすごい人気だそうです。

崖の上のポニョを今見ている子どもたちは小学校くらいが中心でしょうか・・・?自分らがそのくらいの年の頃、NHKのテレビで「未来少年コナン」が放映されていました。火曜日の19時半だったでしょうか?毎回夢中で見ていました。「未来少年コナン」は宮崎駿監督若かりし頃の作品です。アレクサンダー・ケイという作家の「残された人々」という、とてもマイナーな本が原作でした。当時はこの本が単行本で図書館にありましたが借りて読んでいる人も少なかったようです。新品同様だった記憶があります。今は「未来少年コナン」のタイトルで角川文庫にあると思いますが、品切れにだったら再版されないかもしれません。我が家ですか?ありますよ。昭和53年初版本で平成4年4版の角川文庫です。自分が子ども時代~学生時代はSF(サイエンス・フィクション)が大ブームでした。「七瀬再び」なんて知っていますか?原田知世の「時をかける少女」だってそのブームの延長での映画化でした。大林宣彦監督の尾道シリーズの一作ですね。

「未来少年コナン」の時代は、同時に韓国やその他の国でも同じアニメがブームになるなんてこと、ほとんどの人が思いもよらなかったことです。アニメーションが「日本文化」として世界へ発信される時代が来るとは。もちろん自分が将来インドへ行くなんてことも考えられませんでした。

でも同じ宮崎アニメで、今の子どもたちと自分らが同じようにどきどきはらはらしながらアニメを楽しめているというのはなんだかいいですね。

追記:未来少年コナンがアニメーションの題材として目に留まった背景には、ストーリーが核戦争や冷戦などとともに地殻変動や地震・大津波といった日本人には比較的なじみの強い問題にからめて展開されていたことがあるのかもしれません。津波は海外でも「tunami」、つまり日本語がそのまま使われているのです。日本ほど津波に悩まされてきた国はすくないのでしょう。日本列島は世界有数の複雑な地盤構造からなりたっていることは以前にも書いたとおりです。

7月1日追記:このインターネット万能社会、調べればすぐに分かることでした。一時「宮崎駿氏はまだ監督ではなかった?」と書きましたが、監督、それも初監督作品でした。当時視聴率は8%台と低かったとか。あんなおもしろいアニメーション番組が・・・自分の中では今でもNO1作品です。その後映画になっているのですが、大きくストーリーが変えられたため物議を醸したようです。この劇場版映画の主題歌が作詞作曲:谷山浩子、歌:研ナオコだったのでした。谷山浩子のオールナイトニッポンをずっと聞いていましたが、そんなことまでは知りませんでした。(以上wikipediaより)

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2009/03/30

つばさ

たまたま今朝叔父の家で朝の連ドラ「つばさ」の初回を少し見ました。今回は川越の菓子屋横丁が舞台です。あそこを必死に守ってきた川越の人たちの努力に頭が下がります。一軒だけ頑張ってもダメ。地域が一本にまとまらなければ。そういう意味でかじ取りがうまくいかずに苦闘する鳩ヶ谷の本町商店街みたいな方が普通なのだろうと思います。一部有志だけ頑張っても形にならない。川越には城下町として、そして埼玉県西部の中心都市としての誇り(京都が町家保存に力を注ぐのと似た)があるのだと思います。

童謡「とうりゃんせ」のふるさとでもある川越。天神様のお参りの為にわざわざ門番に断らなければならないのは、この天神様が川越城内にあったからでした。

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2008/08/06

ぐるりのこと

なぜか熊本では映画を見ることが多いです。今日の移動距離は短いのでホテルのチェックインまでかなり時間があったので前回熊本へ来た時と同じ新市街(というアーケード商店街)のフレッシュネスバーガーの2階にある映画館で映画を見ました。いや映画なんか見るつもりは全くなかったのに、ふらふらとお昼も食べずに入ってしまいました。前回は「かもめ食堂」でしたが、今回は「ぐるりのこと」。一組のカップルが家族になっていく過程を描いたといえばいいかな。自分にとって見るに耐えないくらいのつらい経験をかいくぐり、お互いが精神的に成長してホントに分かり合える家族になる。生きるってこういうことだなと思わされた映画でした。

前回熊本に来た時は、実はある人に対しておせっかいを焼きに来たのです。あれはでも結果的によかったかな。熊本に来る時って、なにかしら自分にインパクトのある出来事が起こるのです。

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2008/04/22

ひさびさのテレビ

おとといはホームステイさせてもらったので久々にテレビを見る機会がありました。やっている内容は実にくだらない(バラエティ一は一層ひどくなったような)ので、ひたすら出演者のファッションに注目して見ました。あのファッションにはスタイリストが何人もついてコーディネートしているはずで流行をとらえつつ多くの人に受け入れられるファッションの見本です。お金のかかった情報なんです。一見して大体の流れをつかめたので、今日は手持ちの服て応用してみました。これなら職務質問もされないかな?

見る視点を変えてしまえば、くだらない情報の中にも使えるものはあるといえます。もっとも手間がかかるので普段から積極的にそういうことをするわけではありませんが。

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