正月はスポーツのシーズンですね。天皇杯、浦和レッズが2連覇したのはうれしかったです。終始押され気味だったのを何とかかわし後半42分と言うタイミングで永井がゴールを決めたのは、リーグ戦悲願のの優勝にこぎつけたレッズが身につけた勝負強さかもしれません。
ところで毎年楽しみにしている箱根駅伝です。毎回いろんなドラマがあって吸い付けられます。テレビがもう全然見られない体調になったのでラジオ観戦でした。東海大の独走にもびっくりしましたが、なによりすごかったのは順天堂の今井選手。アナウンサーも解説者も絶句するほどのすばらしい走りで、東海大と4分以上あった差を逆転、1分40秒以上の差をつけて往路優勝に導きました。解説者、何度も絶句していました。800メートル以上の標高差がある箱根路で、まるで平坦地を走るような快走。坂を転がり登るようなバランスとコース取りで、全く次元の違う走りを見せました。5区で3年連続区間賞というのは当分出ないでしょう。
今井選手はトラックではあまり目立たない選手で、出雲や全日本大学駅伝では区間3位以内すらないのだそうです。ところが箱根の山登りに関してはほんとうにすごい。今井選手の作った区間新記録を破る選手も当分出ないでしょう。
今井選手と言う人は、特に才能らしきものがないように見える子でも、特殊な環境で抜群の実力を見せることがあるということの実証です。だれでもきっと「ここでは負けない」というような得意分野があるのかもしれません。それを見つけられると言うのは幸運でもあり、しかし生きる過程の中で絶望する必要はない、絶対に何かとりえがあるんだからと語ってくれたようでもありました。
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