アップルのタイムカプセル
自分は無線LANのルーターに、アップルのタイムカプセルというものを使っている。2008年に初登場したらしいが、割と早くに(まだお金があったので)銀座のアップルストアまで出かけて買って来た。そんなに高くはなかったと記憶している。
当時は画期的な商品で、単なる無線ルーターではなくITBのストレージがあり、今はクラウドストレージでやっているようなファイルの保存はもちろん、作業中のデータの差分バックアップ(一定の時間ごとにバックアップをとり保管してくれる。万が一データがおかしくなった場合はおかしくなった時点のバックアップを検索してそこから修正できる)というのができた。
パソコン自体にデータを保管していた時代からGoogleストレージのようなクラウドストレージに保管するようになる、その中間に生まれた商品と言っていいと思う。
多分2008年か2009年に買っていると思う。もう箱も保証書も見つからないので分からない。
問題はセキュリティ。15年も使っていることになる。この間に無線LANの規格が新しくなっている可能性が高い。より安全性の高い規格のものを使わないといけないことはわかる。でもタイムカプセルの規格は何か。IEEE802.11のどれかだとは思うが、本体には記載がない。箱か保証書を見ないとわからない。そして現在の規格が何なのかもわからない。2023年段階ではIEEE802.11axとのこと。
(調べていたら802.11nという記述を発見。これならばめちゃめちゃ古いわけではなさそう)
タイムカプセルはストレージがあるので何らかのOSのようなものが入っているのではないかと思う。当初はこのOSの更新が頻繁にあった。MacにあるAirMacユーティリティというソフトを使い更新する。購入当時は中古だがMacbookをいっちょ前に使っていたので問題なく更新できた。新しい更新があるとタイムカプセルに点灯しているランプが黄色になり点灯する(通常は緑)。それをみたら更新する。
このMacbookは今でも家にあり、タイムカプセルの更新用に使っていた。
ところがこのところ、ランプが黄色く点灯しなくなった。ずっと緑のままである。
これは、アップルから更新プログラムが配信されなくなったということだとみていいと思う。Windowsにもサポート期間終了があるが、同じことになったのだと思う。何しろ15年だ。
この製品を使い続けるのは危険を伴う可能性がある。
もう一つの問題はタイムカプセルに保存したデータやファイルが、Macbookが古くなり取り出せなくなっていること。どうでもいいものを保管しているのなら良いのだが、何も分からない状態になっている。
この問題を解きほぐすのにはかなりの知識と時間を要する気がする。下手をすると自宅の大掃除より大変かもしれない。
追記:図書館で借りてきたMacFan24年2月号に、タイムマシンという機能についての解説があった。今はアップル純正でなくても外付けのストレージを接続すれば差分バックアップも含め、データのバックアップはほぼできるらしい。だからタイムカプセルという商品は無くなった様子。
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