時間の自由
ネットの記事を見ると未だに青春18きっぷのルール変更に関する意見が載っている。
その中で「もう廃止したらどうか」という意見があった。
発売当初の「青春」世代に鉄道旅を楽しんでもらうという趣旨は、かなり薄らいでいるということと、かつての「自由気まま旅」の概念が変わって得来ているのではという意見が根拠だった。今どきの「自由」はお金の縛りから解放される自由ではなく、時間の縛りから解放される自由であるというのだ。
この意見には「なるほど」と思わされた。今は時間の自由が求められていると思う。典型的な例が公共放送で、リアルタイムでラジオやテレビを見聞きしている人はどんどん減り、radiko(NHKなららじるらじる)やTverを使って時間に縛られずに番組を楽しんでいる人が多いと思う。
旅をするにも公共交通は時間の制約がある。ローカル線になればなるほど本数は少なく、接続のバスもボロボロ。車なら場所の制約にも時間の制約にもしばられない。レジャー用品の持ち運びもラクラク。新幹線はスピードと快適性が全然違うのでこれは使われるが、それ以外は駅でレンタカーを借りた方が良いということになると思う。
自分としては青春18きっぷが廃止になると「旅に行けない」ということになる。だから(前も書いたと思うが)今回の改定内容なら続けられるというJRグループの判断にはありがたさしかない。一人でしか利用できないというルールによって自動改札を使えるようになった。連続した5日間あるいは3日間しか使えないということで、昔から課題だった金券ショップでのばら売りをかなり阻止できるようになった。願わくは3日券に関しては5日券より割高なので、8000円にしてくれたら良かったが、多くは望めないと思う。
青春18きっぷのルール改定については「何かやらなきゃ」と思って署名活動まで始めた人もいたが、JR東日本の来年の運賃2割値上げに関しては不満はないのだろうか?自分にとってはそちらのほうがよほど痛いと思うのだが。
体調はまあまあ。昨日はまた新しい仕事を振られて、これが結構大変で難儀した。食品の賞味期限は毎月店内の全在庫を確認して、期限間近のものをあぶりだしあと1か月をきった段階で半額にして処分するのだが、他にも期限があるものが多い。これらをチェックしてデータベース化する作業。なるほどデータベースを作るにはこういう地味な情報入力作業が必須なのだと、あらためて認識した。
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