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2024/09/08

私にとってのスケッチブック

時刻表を買って、「ああでもない、こうでもない」とにらめっこしながらプランを練る。このプロセス、自分には絵をかくようなものみたいです。今回、かつて買っていたスケッチブックに、練りに練ったプランのメモを貼りこんで旅に出ていました。練りに練っていますから、「万一予定通り起きられなかったとき」「予定の列車の座席が埋まっているとき」「列車が遅延したとき」など、いろいろな状況も想定しています。

プランを練っている時、時刻表は数字の羅列です。なじみのない人には何のことやらさっぱりわからないでしょう。

しかし、実際にプランに従って列車に乗って旅することで、数字の羅列が実際の風景に変わります。

8月、5年ぶりの根府川鉄橋から見る太平洋。弁天島駅を囲む浜名湖とそれを渡る鉄橋。新しさの中にどことなく古さの残る名古屋駅。琵琶湖の水が淀川になって流れ出す瀬田の鉄橋。山科のトンネルを抜けて広がる京都の街のたたずまい。須磨から舞子にかけて広がる瀬戸内海と明石海峡大橋。姫路から乗ったレモンイエローの古い国鉄型電車。街でもない何もないけど広い車庫があって、昔から岡山エリアと広島エリアの境になっている糸崎駅の静かなたたずまい。改築して広々ときれいになった広島駅。外国人観光客も多く降りてにぎわう宮島口駅。岩国駅を過ぎて、再びレモンイエローの古い電車から見る瀬戸内海の何とも言えないのどかできれいな風景。

もちろん時刻表本体も持って行っていますが、今回はスケッチブックに貼りこんだメモ書きがシンプルでとにかく役にたちました。

 

実は金曜日、仕事を終えてからまた出かけていました。青春18きっぷが2日分残っていたからです。

最終に近い電車で甲府まで行き、翌日ゆっくりめに出て何年振りだかわからない松本駅まで行ってみました。

ただ行って帰るのもつまらないので、八ヶ岳山麓の小さな無人駅で降りて散策したり、上諏訪駅で降りて北海道の友人に絵ハガキを出したり。甲府駅でぶどうを買おうとすると物も良いのでそれなりの値段がするのですが、上諏訪駅の売店で売っていたぶどうは「これなら手が出る」という感じだったので買ってみました。ぶどうなんかもう二度と買えないと思っていましたが道中ちびちび食べて、こういうことができるありがたみを痛いほど味わいました。

南アルプスと八ヶ岳を見て、諏訪湖を眺めて。中央本線もわりと古い電車が走っているので、ふと座席の上を見たら網棚になっているじゃないですか。もう網棚って言葉は死語に近い。一般的には荷物棚と案内されていますね。

甲府も諏訪も松本も、とくに松本なんかは結構にぎわっているのですが、それでも通奏低音みたいというのか東京で常時ある何らかのノイズがなくて、ラクでした。

この旅もスケッチブックに貼りこんだメモ用紙のプランがとても役立ちました。

 

もうこれでイベントは打ち止めです。秋はがんばる。

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