栄枯盛衰
きょうは寝落ちていません。ニュースを読んでびっくりしました。
そごう西武が外資ファンドに売却される話があって、いろいろもめていてそれが延期になったそうです。買収側にはヨドバシカメラがかんでいて、池袋と渋谷の西武などにヨドバシの売り場を作る条件だとか。これが実現したらデパートと認識されなくなるかもしれないですね。テナントも逃げるかもしれません。大宮そごうみたいに、別館をビックカメラにすると言うような話ではないみたい。池袋西武がボロボロになると、街のイメージすら変わりそうです。
セブン&アイはどんどん衰退していく印象です。入社式の様子がNHKニュースで取り上げられていた時代もあったのに。イトーヨーカドーもどんどんなくなる上にアパレルから撤退してテナントを入れるとの事。株主からはコンビニだけ集中してやってくれと言われ、拒否していた創業者の伊藤雅俊さんが先日亡くなって、これからはなんでもありになるのかもしれません。会社に残っている人は不安でしょう。
池袋西武まで今のまま運営出来ないとなると、川口そごうなんてどちらにしろもたなかったということでしょう。
自分の就活の頃、イトーヨーカドーに入社するのはそこそこ大変でした。流通の中では人気企業でした。
そごうは自分の通っていた大学へ出張面接しにくるほど、出店計画があって人手不足でした。あれで就職した人で、今まで勤め続けることが出来た人はどのくらいいるんだろう。自分が入った会社も倒産しましたが、運営を引き継いだイオンで店長になった人何人もいますから、実力があれば勤め上げることは出来たかもしれません。
でも、かつて自分が勤めた店で店長をされていた方が定年退職後、シルバー人材センターのあっせんか何かでスーパーのカート片付けの仕事をしていたと聞いたこともありました。別の仕事にスライドして何か通用するスキルを活かすというのは、流通の場合難しい。会社が傾いた頃にさっさと転職した先輩はそっちで長く活躍しています。流通という業種自体が激しく変化するので、勤め上げるのは並じゃない。そういう事は自分が勤めていた頃はわかりませんでした。
そう言えば、昨年3月までお世話になった当時の店長さんは若い人でしたが、登録販売者の資格をとって異業種から転職してきたそうです。若くして自分の働く店で店長になって、1年で新店舗の店長に引き抜かれ、1年経たずにまた新店舗の店長に抜擢されてすごいなと思います。
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