奇跡の遠足
行ってきました、遠足。
大人になって「遠足」とは変な言い回しかもしれませんが、「大人の遠足」という言葉がぴったりの一日でした。
場所は三浦半島の突端に近い古民家。すぐそばには海が広がります。
他の皆さんは朝早く出て9時過ぎのバスで着いたそうですが、自分は9時に出発してお昼着。でも、昨年来の経緯を考慮すると自分が9時に出かけるって驚異的な事だと思います。
一応サンドイッチ程度は持って行ったのですが、これには手をつけずに済むくらい皆さんがいろいろシェアしてくださいました。自分が作るのとはわけが違う美味しいふきの煮物とか、海岸への道に自生しているまるで大根のような味のする草の実とか、さまざま。
食事の後は、近くの草場で身体を動かしたり、海岸へ降りて岩場で和んだり、靴を脱いで潮に足を浸してみたり。
風景ものどかで、春キャベツの畑の先に海が見えます。過敏がおさまって感覚がラク。
連休のこの時期にふさわしい良いお天気で、ほんとうに楽しかったです。
集まった方々は10人ちょっと。多分30代から60代くらいまでで、ほとんど女性でした。3年前の春日部の藤を見に行く遠足にご一緒した方もいて、覚えていてくれたりしたのも嬉しかったです。「発達障害あるある」のコミュニケーションのミスマッチも多分なかったと思います。
きょうのこの遠足は、ほんとうに奇跡的なことが重なったと思います。
今回呼んで下さった演出家で役者さんでもある方の脳裏に自分の顔が思い浮かんだ事。実に顔の広い方なのに、気のおけない人だけを呼んで束の間の休みの遠足です。すごいことだと思う。
そして海が見たくて仕方なかった自分がこういう形で海を見に行けたこと。1人ではとてもエネルギーがなくて無理だったでしょう。旅気分も味わえました。
そしてこれだけたくさんの人と垣根なく話せたこともすごい事。古民家再生に取り組んでいる方をはじめみんなエネルギーのある人ばかり。自分もエネルギーが無いとムリ。
一昨日急にお誘いが来たけど、たまたま木曜日は休みだった。出勤日だったらだめですよね。
交通費。先日叔母がちょっと事情のあるPASMOを送ってくれていました。まあ家計から出せない金額ではなかったけれど、「ここが使い所だろう」と思ってありがたく使わせてもらいました。
少し前からエネルギーが少しずつ増えていて、民放のラジオが聞けるようになっていました。このタイミングだからこそ9時に出られました。
「風呂に入れると良いから」とよもぎの束をお土産に持たせてくれるような方もいて、「仕事だけでヘトヘト」「休みは受診以外は引きこもり」「物が多くてうちがぐちゃぐちゃ」なんて日常生活は無い事にしないと…。眠っていたリュックを掘り出し、やはり眠っていたウオーキングシューズを掘り出して、体裁を整えて。体調も整えて。ほんと、よく頑張りました。
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