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2019/03/28

発達障がいへの理解

クリニックで担当している、発達障がいの確定診断用検査の一つに関しての本を読んで、なるほどなあと思いました。

発達障がいが増えているように見えるわけは、以前ならそうした人に向いていた仕事が、IT化の深化によりどんどんなくなったり難しくなったりしているからというのが理由の一つだというのです。

いわゆる職人技のようなものは、後継者不足を背景にITで解析してだれでもできるようになってきています。また、研究職のようなものはかつてと違って研究に必要な費用が莫大で、しかも国や学校なども予算が足りないので、研究費集めまでが仕事になっています。しかし発達障がいがあるとこのような難しい交渉事は、一層ハードルの高いものになります。細かいデータの入力作業も自動化がすすんでいます。単純作業は最低賃金すれすれで、それだけで食べていくのは難しい情勢です。

臨機応変な対応、顧客との濃密なコミュニケーション、予算交渉など、仕事の内容は日増しに高度化していて、確かに難しい。

発達障がいの症状そのものは以前からあったけれど、社会適応できるスキがたくさんあったのです。ここが理解されないと、発達障がい自体が理解されないでしょう。

 

 

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