水俣病を想う
自分がすっかりファンになってしまった、ノンフィクション作家の星野博美さん。その星野さんを知ったきっかけは、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞したことでNHKラジオに出演されたからでした。受賞作「転がる香港に苔は生えない」は、自分にとってステレオタイプの中国観が変わる体験となったのです。
その大宅壮一ノンフィクション賞の第一回受賞作は、「苦海浄土」という水俣病を取り上げたドキュメンタリーでした。実は先週末からこれを読んでいます。
この本を読んでいると、原因企業が「チッソ」なのに「東京電力」の事ばかり思い浮かんでしまいます。もちろん福島第一原発のこと。二重写しに見えます。まだ読みかけなので理由はうまく書けませんが。
水俣は何度か通りましたが、景色が見られたのは新幹線開通前の一回だけ。対岸に天草を望む列車からの不知火海の風景は大変美しく、ここであれだけの悲惨なことが起きたとは、知識がなければ信じられないことでした。
ちなみに弁当屋さんの仕事は無事に続いています。
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