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2018/04/16

今日ではない読書

「もり」とか「かけ」とか、まるで立ち食いソバ屋のようなニュースが連日流れていますが、それと同時に「ないはず」の公文書が「見つかる」ケースも玉突きのようにでていますね。これは官僚が官邸に反旗を翻して政権が倒れそうなネタをあえて公表しているのだという説もあり、単純ではなさそうです。

きょうも読書する余裕はありませんでした。が、先日来読んでいる本を一冊ご紹介します。
「行ってもいい精神科、ダメな精神科 東京23区精神科潜入記」
これは東京23区それぞれ一軒の駅近クリニックに初診扱いで診察を受け、その時の様子をリアルに書き起こしたというもの。「なんだ、東京の話か」と思うなかれ。なんと23軒のクリニックすべてで診断と処方が違ったという驚きのレポートです。
精神科の診察というのは、心理検査をするところもありますが、基本的には医師の患者への聞き取り能力と様子の観察でしか診断ができません。その基本的能力がクリニックによって千差万別なんだそうです。区名以外の地名とクリニック名などの固有名詞は伏せてありますが、地元の人なら「あ、あそこだな」とわかる書き方をしてあります。葛飾区は新小岩、荒川区は日暮里、北区は王子、そして足立区は北千住とはっきりわかります。

荒川区のクリニックは好評価ですが、地元の知人も「あそこは区にとって必要なクリニック」とのこと。葛飾区は最悪の評価で、患者側から「この薬を処方する理由は?」と問うとその都度処方箋に傍線を引っ張って消していく、主体性のない医者だったとか。北区王子もおおむね同様の悪評。よかったのはほかに新宿区、大田区などですが、地元でないので自分にはどのクリニックかわかりません。

初診の診察料検査料も23軒すべてで違ったといいます。自分が信じられないのは、患者の成育歴などを確認せず、5分10分で診断を下しいくつも薬を出す医者の多い事でした。はっきり言ってむちゃくちゃです。

ただ、この著者の取材の仕方も恐ろしい…診察の一部始終はハンドバックの中に潜ませた隠しマイクで全部録音していたそうです。精神科医の診察とは、こんな想定外の患者も「想定して」必要なことは指摘し、必要ないことは言わないようにしないとならない、神経を使うものなんだなあと思いました。

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