あぁ労働組合
素朴な疑問。
春闘のベースアップは最近は首相の口先介入で実現しています。
ブラック残業の取り締まりは労働基準監督署がやっています。今まで時間外を申告しないで残業するケースが多かったのに流れが変わったのは労基署のおかげという印象です。
ベースアップは実現しましたが、これはモデル賃金に対してのものです。実は雇用の非正規化の進展で、総人件費は毎年下がり続けていると思います。今年は冬のボーナスも前年割れだそうです。会社の業績や株価は絶好調なのに、です。
いったい労働組合の役割は何なのでしょうか。
先日の選挙にせよ、その前の専門職への賃金計算方式の変更問題にせよ、日本を代表する労働組合の会長の態度が全く重みを感じられません。
選挙である党が、当初は好調だったのにぼろ負けした理由。多くは「排除」発言がきっかけと言われていますが、よく分析すると、それ以前に労働組合を母体にする野党第一党が合流するという話が出たところで有権者が冷めはじめたとの結果がでるそうです。もちろんこれは分析方法によっていろいろ結論があるかもしれませんが、「なんだ看板が変わっただけで、あの成果をちっとも出せない労働組合の党じゃないか」と思った人は自分も含めて多かったのでは。
これだけ働き方が多様化しているのに、労働組合の戦術があまりにも幼稚。
以前取り上げた、広島の路面電車を守った労働組合では清濁併せ呑む、厳しいけれど理想を持ったリーダーがいました。きれいごとだけでは労働組合は成り立たないことは、自分が役員をしていた時代に強く感じました。
結局労働組合も人材難ということなのかもしれません。
リワーク、宿題に追われて目が回っています。ほんとはこんなこと書いている場合ではありません。
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