マナーの線引き
東急電鉄が車内マナーを訴える広告の中で女性の化粧を取り上げたところ、大反発を食らいましたね。職場の仕事と家事、子育てをばっちりやっていたら電車の移動中くらいしか化粧の時間がないという趣旨(しかもそれを怠ると職場で「女子力がない」とかいわれるらしい)だったと思います。
以前京王電鉄で「社内では静かにしなさい」という趣旨のマナーポスターが出て、自分としては相当びっくりしたのですが(おそらく周りに目がいかない学生などを想定したのかも)。あの時は反発のはの字もありませんでした。視覚的にこれだけうるさい電車で「口だけはふさげ」なんてひどいという人はあまりいなかったみたい。
東急電鉄は渋谷駅で大々的にデジタルサイネージ(動画広告)を増やして、柱や壁面を広告だらけにするつもりらしいです。それが最先端の躍動感ある街のイメージらしいけど、自分らみたいな感覚過敏を抱えていると「渋谷に行けなくなるからよしてほしい」というのが切なる願いです。東急に乗らなければすむならまだいいのですが、東京メトロで行くと銀座線以外は東急の管轄する渋谷駅へついてしまうからこまります。もっともメトロの表参道駅も結構きついですが。
デジタルサイネージが苦手な人は実は相当いるはずですが、こういう人たちは社会的弱者であることが多くて、声の上げ方も知らないよね。話し声には敏感なのに、あんな刺激的な広告に文句も言わない多くの人たちが、自分には不思議に感じられるのです。耳だけでなく目も休ませろ、ってみんなで言わないかなあ。
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