災害多発
母の家は9月5日付で引き払う算段がやっと整いました。長く頑張ってきましたが、これでもう一区切りつけられます。ただし、運び込んだ荷物が我が家と叔母の家に積みあがっているので、家財の整理はまだ続きます。先日の土日は風邪をひくなど体力的にもそうとうきついですが、少しずつ進んでいるのが励みになっています。
今回の台風では、JR北海道管内で路盤や橋の流出などが発生しました。以前から問題の日高線のような区間ではなく、石北線や根室線、函館線といった基幹路線で、このため北海道では特急が相当数運転見合わせになっているほか貨物コンテナが2000個以上も滞留しているそうです。この中には北見方面から運ばれるたまねぎが含まれているとか。このたまねぎをのせたコンテナ列車は、列車としては赤字になるものの、たまねぎを大量格安に運搬する手段として特別に運行されていて、このコンテナ列車が走らないと玉ねぎの輸送コストが跳ね上がるんだそうです。
北海道ではJR北海道を単独で運営するのは無理で、JR東日本に合併させようという話もあると聞きましたが、上場企業であるJR東日本に巨大赤字会社をくっつけるのは株主が反対でしょう。それはうちのほうでいうと上場会社である東京メトロが万年赤字の埼玉高速鉄道を合併できないのと同じようなもの(規模が違いますが)かと思います。
高速バスが鉄道の乗客を奪っていますが、バスと鉄道では競争条件が違います。鉄道会社は設備の保守点検まで担っていますが、バスが走る道路は公共物か高速道路会社所有です。JR北海道のような会社は駅と車両などだけを所有して線路設備の維持管理とは切り離して運営だけに専念してあげられないものでしょうか。
現在JR北海道では廃線が懸念されている区間が相当あって、その中には現在特急列車が走っている区間もあります。利用者は少ないとはいえそんな基幹路線まで廃止してしまってよいのか、ちょっとやり方はないのものかと考えてしまうのです。
余談ですが埼玉高速鉄道も赤字が減る見込みはないらしいです。いつかは債務超過で倒産状態になるでしょう。といっても利用者はそれなりにいるので廃線ということはないですが、会社は清算せざるを得ないはず。今でさえ、アルファベットと数字による駅のナンバリング表示が進まないなど運営上の課題があります。もし現在の埼玉高速鉄道という会社が清算になったら、引き継ぐ会社は線路と営業を上下分離して路線の営業は東京メトロに委託し、運賃を一本化するわけにはいかないものでしょうか。埼玉高速の区間は加算運賃を設定するとかしても、初乗りの二重取りがなくなればスマートな運賃になってそれだけで利用者はぐっと増える気がします。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 入学式&オリエンテーション(2019.04.12)
- べーごまクッキー(2019.03.18)
- 減るダイヤ(2019.03.17)
- われながらびっくり(2019.02.23)
- 2月の低温(2019.02.07)
コメント