感情移入
昨日考えた通り「2度寝も織り込む」スタイルで今朝もなんとか9時から活動できました。食事の支度の他風呂場の掃除も久しぶりにできて、ちょっと満足です。土曜日の午後の仕事はちょっときつめですが、それも順調にこなし、余力があったので十条のヒッポへ行きました。参加メンバーが少なかったので、久々に自分のインド話や病気の話をすることができました。話をするというのは、漠然と考えていた事柄をはっきりと意識の上に載せる作業なのでとても良いです。それを通して、自分が「赤毛のアン」をすり切れるほどくり返し読んだのは、おそらく青年期に必要だった発達過程をたどれなかったことの穴埋めだったに違いないと改めて思いました。ある友人も自分と同じような家庭で育ったため、大学時代児童文学を研究対象にしてそれこそすり切れるほど読み、それで子ども時代のやり直しをしたと言っていました。自分は人の親になる感覚がどうしても分からなくて、アンが結婚するところまでは読めるのに、その先のストーリーがずっと読めずにいました。それが最近子育てをするアンに感情移入できるようになり、それと軌を一にして「自分の両親も一生懸命だったんだろうな」と思えるようになり、許せるようになりました。叔父が「病気が治るときは親のことを受け入れるようになる」と言っていたのですが、その通りになりました。精神疾患の背景にはきっとみんな同じような問題があるに違いないというのが自分の確信です。
久々にインドへ行ったときのことをいろいろと思い出しながら話しましたが、良く行ったものだとしみじみ思いました。
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