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2012/08/22

請求書兼領収書

きょうは施設で請求書兼領収書をもらいました。金額は0円です。どういうことかというと、自分が仕事をもらっている施設では自分は「利用者」というお客さん待遇で、施設の職員の人件費その他は利用者の「利用料」でまかなわれているのです。これが小泉政権時代にできた「障碍者自立支援法」の決まりで原則「利用者」の1割負担なのです。「工賃」という名前の給金は出るけれど,代わりに「利用料」を納めなければならないのです。これは障碍が重くて介護や家事援助を頼んだりグループホームを利用したりすればその分だけ増える「応益負担」になっていて、その矛盾(障碍の重い人は概して収入も少ない)を指摘したのが、このブログのサイドバーにある「障碍者自立支援法と応益負担」というブックレットです。自分が最初に福祉作業所を利用した時、工賃が月1000円もらえる一方で利用料が1500円自己負担で差し引きマイナスだったのはこの仕組みによるのです。現在は世帯の所得が一定以下の人は負担上限額が0円になりましたが仮に1割自己負担だと工賃の3分の1を利用料として払わなければなりません。「工賃」を稼ぐために「利用料」を自己負担している人もまだいるのです。今の施設は工賃水準が高いからこれでもかなり良いほうです。

今の施設へ通っている人は世帯所得が一定以下の人が多いようですが、この場合の「世帯」に親は含まれないことになっているので、実際は両親と同居している人が多いようです。自分みたいに仕事の日には食事の支度をきちんとしなければならないという話をあまり聞かないからです。ある意味障碍者の中でも「恵まれた」人でなければ、この施設で働くのはムリでしょう。自分もこれでも恵まれていることは痛感します。デイケアに通っている人の中には、もっと大変な人が数多くいます。でもきついことは確かです。良くやっているよなあ、自分。

きょうのAFNラジオではイーグルスのホテル・カリフォルニアやらジョン・レノンのスターティング・オーバー、ダイアナ・ロスのタッチ・ミー・イン・ザモーニングなどイントロですぐ分かる曲がかかり懐かしすぎです。

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