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2012/04/15

きょうの「患者を生きる」

自分の通っているデイケアには、電車で都心を突き抜けて反対側から通っている人がいることも分かりました。しかしながら中身が少々お粗末です。自分が知っている川口市内のとあるデイケアよりはましですが、以前通っていた同じ病院系列のデイケアよりは中身が練られていません。対応も大雑把です。それでも通う人がいるのは救急でこの病院に入院したことがあって、近くに他に良さそうなデイケアが見つからないということのようです。自分も今この状態でよそに行くことは考えにくいです。よそヘ行くということは診察先も変えることになり、そこでは「いち」から今までの経緯を説明しなければならないからです。過ぎたことや先のことをじっくり考えたりすると、今の自分の場合確実に調子が悪くなります。なにしろ深く考えずに「まいにち」を「流していく」しかないのです。

今でも同じ時期に入院していた方で「その後どうしているかな」と思う人がいます。その方は大抵の方が知っている大きな会社で総務か何かの仕事をしていたらしく、数ヶ月後に役員のお供でヨーロッパ出張の予定があったのだそうです。出張はムリとしても「3月の決算までには復職しなければ」といっていて、実際入院中ぐんぐん良くなって明るくなって患者さん同士のトランプゲームでも声をかけるほうの人でした。ところが、3泊4日で自宅に試験外出してからまったく顔つきが変わってしまいました。感情が失せ、言葉を交わすのもやっとという状態。ご本人の話によれば奥さんが病的な潔癖性で、電車のつり革につかまれない、外出先の洋式トイレが使えないという状態で自分とお子さんの衣類は自宅で洗濯もするのにこの方のものはだめで、この方は実家へ宅配便で洗濯物を送り洗ってもらっていたというのです。奥さんは病院へ見舞いにくるのも「手荷物を預けさせられるのがきたならしくてだめ」という理由で、看護師さんを通して電話でやり取りするといった状態でした。そのしんどさが3泊4日の自宅外泊でぶり返してしまったようなのです。

自分も病気を発症するに至る過程でかなり過酷な状態にいたこともあり、他人事に思えませんでした。聞くところによると3月に復職どころか3月になっても退院できなかったようです。休職せざるを得なかったでしょう。休職しても自宅がそんな状態では自宅療養すらできないでしょう。

こんな話がごろごろ転がっているのが病院とデイケアです。でもこういうのは自分のような病気に限らないというのを朝日新聞の「患者を生きる」という連載を読んで思い知らされました。

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