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2010/10/07

きょうの「深み」

7月のほぼ梅雨があけた頃に吉祥寺へライブ演奏を聴きにいっていた。ライブハウスというよりジャズの生演奏をおいしいお酒と食事と共に楽しむようなところで30人は入らない。いろいろな縁がつながって聴くようになったチェロ奏者の橋本歩さんのライブ演奏で、学校の先輩でもあるというピアニスト太宰百合さんとのコラボレーション。

今日も同じお二人の演奏を聴きにいく。今日は比較的近く街の、ほんとうに隠れ家のような場所。20人も入らない。「感性を解き放つような休み方はむしろしたほうがいい」と言われているので、少々のムリは承知。

7月のとき、演奏を聴きながら数年前日本中を旅した頃の記憶がよみがえった。夏の北海道で、原野の中を走るワンマン列車ですごした時間や、やはり夏の北九州の、大きな橋のたもとを渡す船からみた虹。旅で味わったとても上質な時間の記憶。演奏の間だけ別世界のようだった。

それからかなりしんどい時期を乗り越え、「今日」。

ジャズの巨匠がアレンジしたという「G線上のアリア」から始まり、それは「音楽の深み」「人生の深み」いろんな「深み」を感じさせる演奏だった。

大変な時期を越してこなければ、そこまでは感じなかったかもしれない。

でも「深み」も感じつつ、「まだまだひよこ」のような気もした。

きっと「みらい」はもっと「深み」を感じるものになる。そんな予感。

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