きょうの「なごみ」
内科でもらった薬を一包化して飲みやすくしてもらうため、デイケア近くの薬局へ行く。ついでにデイケアにも立ち寄る。
7月以降はプログラムに参加するどころか、わさわさした部屋の中にいられずにベランダでじーっと時が過ぎるのを待つことも多かった。ベランダではプログラムの一環として、夏場は特に網目のひさしを用意し、にがうりとあさがおで緑のカーテンを作り、またミニトマト、ピーマン、なす、にらなどを栽培していた。プランターや鉢植えの花も多彩。そうした植物とのふれあいはこの手の病気のリハビリにはとても良いらしい。今年は自分も今まであまり興味のなかったベランダ菜園が、ほんとうに心和む場になっていた。植物だけでなく、どんな小さなプランターにも虫たちがいろいろな形で関わっているのも新鮮な驚きだった。目を凝らすと、枯れ枝に見えていたものが動き出してみたり、土のかたまりに見えていたものがダンゴムシのようなものだったりして、生き物の豊かな世界があった。それは久しく忘れていたものだった。
だいぶ落ち着いてきたがまだ少しわさわさ感じる時があり、今日も少しベランダで過ごす。にがうりやあさがおのつるが巻きついていたひさしを取り払ってしまったので、だいぶさびしい感じになっていたが、それでもまだ鉢植えのピーマンの実がいくつかついていた。
トマトは枝も実と同じ香りがすること、あじさいは花が終わったらざっくりと剪定してしまうこと。いろいろなことをこの夏教えてもらった。
本棚に満載の本を読まなくても、大事なことは実はみんなが知っていた。街なかのささやかな空間に感じる「なごみ」。
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