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2010/05/24

そうだったのか

土曜日ずーっと不安に苛まれ、人間が生きるにはこういう不安を対処する慣れが必要なのかとずっと苦しい一日を過ごしました。ところが夜、寝る予定時刻の1時間前にふと思いついたことがありました。自分は明らかに一皮むけて脱皮したはずなのになんでこんなに苦しいのか。悩んでいる中身が就労支援プログラムをきちんとこなすことに対する恐怖なのです。きちんとこなして就職に向けてステップを踏むために9時に毎日通所することが目標とされているのです。そこには支援者の人物評価、就職先企業の人物評価が介在することになります。「9時にきちんとこられます。」「不安対処は自分で出来ます。」そういう一面的な評価をあげるために汲々とすることへの恐怖なのかもしれない、ふっとそんなことを思いました。

よく考えてみれば、うつ病発症時の引き金になった両親の問題に関して、自分はばんばん自分で調べ、動き聞いて回り情報を集めて、解決策を提示していき結果的に解決させることができました。詐欺にひっかかりそうになったときも、だまされている証拠を、その糸口をまるで探偵になったように探して突き止め、具体的に解説してようやく納得づくで被害を食い止めたのでした。インドへいったのも相手方のステイ時の配慮はありましたが、その関係性の構築から始まり、サポーターをきちんと探して万一の際のフォローをしてもらえる手配まで自分一人でやってきたのだということに今さら気づきました。

いまさら評価なんかしてもらわなくてもいいのではないか。そう思った瞬間さらに思いついたことがあります。「おもしろい」から勉強にしろなんにしろ頑張れるのではないか。面白い、楽しい、わくわくというようなキーワードでは語れない1週間だったから不安にさいなまれる。

そうだったのか

わくわくすることを探そう。そう決心したのが土曜日の晩でした。

ところが、日曜日のこと。新しい出会いがありました。クリスチャンのカウンセラーさんです。出会い方が連休明けから続く偶然の連続の産物なのですが、それはともかく、その方から「おもしろい」「わくわく」を探すのではなくすべてあらゆるものを「おもしろい」「わくわく」にして遊んでしまいましょう、と言う提案を受けました。実はしんどく感じるのは、そこにまだ依存があるからだったのです。人に頼られることへの依存がありました。頼りにされると一時的には気持ち良いのですが、相手の期待がどんどんふくらんでしまいすぐに重くなってくるのです。それが過剰なミッション作りにつながり、無理し、うつを再発させる危険を生み出すのです。どうどうめぐりなのです。

本当に一切の依存から自分を自由にし、毎日をたのしくすごすためには、連休明けの割り切りのきっかけになった「かもめ食堂」で、主人公のサチエが言うように「どこに住んでいても、どこにいてもその人しだいなんですよ。その人がどうするかが問題なんです。しゃんとしたひとはどんなところにいてもしゃんとしていて、だめな人はどこに行ってもだめなんですよ。きっとそうなんだと思う」(文庫p162)、つまりしゃんとして堂々としていなければならないのです。これは、実は言葉でいうほど簡単ではありません。隙をつくらず堂々として、しかも対人関係に支障をきたさずやっていく。でもこれができたらすごく楽になるでしょう。こういうメッセージが実は小説「かもめ食堂」にはちりばめられていました。

しゃんとするための対処法をおしえてもらいました。一番苦手な人や苦手な環境に対して「ありがとう」とずーっとつぶやき続けるのです。20分もつぶやいていると、自分はこのままでいい、周囲の環境も全部そのままでいいと許容できるようになるのです。不思議です。一種の自己暗示なのかもしれません。でもそういう解釈を加えるととたんにだめになるのです。解釈を一切抜きにして「ありがとう」とすべてのものに感謝し続ける実践の中に、堂々としているためにきりすてていいものとそうでないものの峻別をつけることが出来てくるのです。多分本気で感謝していると、そのありがたみに応えて行動したくなるので、おかげさまの代わりにすべきことだけやっていればいいと割り切れるのだと思います。生きているだけでいい。そこにいるだけでいい。無理はしなくていい。できることにベストをつくせばいい。

簡単なことではありません。しかしここまで来たら引き返せないのです。対処しなければ不安で押しつぶされる。せっかくの対処法なのだから実践していくしかないのです。

やるしかないのです。人生すべてあそび倒す。楽しんで笑っている。これができれば、もううつを再発させることはないでしょう。

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