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2010/05/22

障碍等級2級からの回復とは

とにかく毎日すさまじいことになっています。朝目覚めてから頭がぐるぐる回転し始め、その回転によって生きることの根源的な不安が呼び起こされ、それと格闘し「とにかく立ち向かっていったほうが考えて不安にさいなまれるよりはましだ」と勇気をふりしぼって起き上がる。その後は家事をひととおりこなす。その時間が週の前半は不安定でしたが、とにかく一日すごすだけで疲れ果てて、逆に安定してきました。ぐるぐるの回転速度も落ち着いてきました。今朝は先週の土曜日に較べたら相当落ち着きました。「すごす」、「立ち向かう」が「こなす」になってきました。世の中の明るさに目や頭が慣れてきたのだとおもいます。明るさは、見えなかったものを見せてしまう。人間は生きる知恵として生活にリズムをもたせて試練に対応できる心のしなやかさを養い、働く・手を動かすことによって根源的な不安をやりすごすという高度なことをやっています。それが当たり前すぎて多くの人はその意味を考えていないのですが、障碍等級2級に認定されたほどのうつ病というのはそういうリズムや不安対処法をぼろぼろに壊していた状態でした。渦中にいる間はそんなことは良く分かっていなかったけれど、今はかなり良く分かります。

その障碍から回復するということは、赤ちゃんの時から知らないうちに養っていた生活リズムを作り直し、多くの人が当たり前にやりすごす「今日生きる不安」の対処を練習する、慣れていくという作業なのです。先週から今週にかけてのものすごい混乱状態にあったのはある意味当然と言えるでしょう。

その対処ができる、リズムを作るスピードが主治医の目を見張らせるほど早い。だから主治医も真剣になってくれている。昨年の今頃は、デイケアに毎日通うことすら困難でした。新しいタイプの坑うつ剤ではなくあえて古いタイプの効き目も副作用も強い坑うつ剤をかなりの量処方され飲んでいました。「今思えば」ですが、それ以前にインドへ2回、2回目は一ヶ月というホームステイに、行った自分も行かせた周囲の人たちもすごかった。でもあの体験がなかったら、今の自分に起きていることには自分自身が対応できていないでしょう。あのときに養った精神力、それのベースをつくったヒッポの活動があったからこそ、今自分自身の身に起きている変化になんとか対応できているというのが真相だと思います。

日々の糧として、既成概念を壊してなにか新しいことを実現させた人の生き様を描いた本の一節を繰り返し繰り返し読んでいます。共感して涙がとまらなくなるときがあるのは、同じようなことをやってきたということなのでしょう。

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