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2010/04/06

進化するデイケア

今日、週2回に減りつつも通所している都内の精神科デイケアに行きました。以前もご紹介したように、最近このデイケアではエクセルで作ったワークシートを、精神保健福祉士の資格を持つ(先日までは仮免だったのですが、先日行われた試験で2人見事に合格しました)看護師さんたちが患者であるメンバーさんごとにカスタマイズして一種間の好不調を数字やグラフで記入してもらい、それを診察やカウンセリングの際にフィードバックしながら医師と患者双方で因果関係を確認し、次に生かすという作業をしています。これが画期的なことで、今年のデイケアにまつわる精神医学の学会(正式な学会名は分からないのですが、昨年は沖縄で行われたそうです。昨年はメンバーである患者自身が創意工夫しながら作り上げたレクリエーション的プログラムとデイケアスタッフ側で企画する啓発プログラムとのコラボレーションがうまくいっているという内容だったとか。メンバーである患者自身が役割を決めながら自主的に作っているレクリエーションは、他の教育機関でも十分通用するほど良く練られており、外部向けの啓発イベントでも大変好評です)での発表が予定されています。なんと今年は「べてるの家」がある北海道浦河町が会場なのだそうです。

ワークシートによる表やグラフを使った自己分析の取り組みだけでもすごいのですが、今日はさらにおどろきました。メンバーさんと看護師さんが買い物に出かけて「何だろう」と思っていると、帰ってくるなりみんながエプロン姿になり「どうですか?」と残っていた自分たち他のメンバーに言うのです。「は?」口をあんぐりあけていると、なんとデイケアのある医院の近隣にスペースを借り、喫茶店を始めるというのです!当初は内部の職員や患者の家族を対象(お客)として運営するそうですが、将来的に地域に開放することを視野にいれているようです。

自分がうつ病をわずらって模索をしていた10年くらい前、精神科医療でこんな試みが始まるとは予想だにしないことでした。当時から、そして今でも、多くの場合精神疾患は「隠すもの」であり続けたのです。地方によっては精神科に入院歴があるとなれば本人は社会的に抹殺され、親族にまで偏見の目が及ぶところがまだまだ多いでしょう。

自分の通所しているデイケアでは「東大病院のデイケアみたいな立派なことは出来ないけれど、街中のごく一般的な医院のデイケアでもこれだけできる」というような発表をするのだ!と、すごい意気込みです。実際、見た目は街中のごく普通の医院で、別のフロアには高齢者デイケアもあります。ここでできることなら他でも出来るでしょう。しかし先頭を切るのは、このありふれたデイケアということになりそうです。

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