腕がへし折れるほど重い1000円札
2月から正式に通っている就労支援センター併設の作業所。今週は若干波の幅が大きくなり、朝10時まで起きられなくてへこんだかと思えば、朝7時にするっと起きられて、調子に乗って我が家の大掃除の続きを始めてしまい、すぐに疲れがでて診察でそれを指摘されたりしましたが、そうはいっても正月あけに大きく変調して2〜3日でデイケアを休んだ以外はデイケアか就労支援センターへ、落とすことなく通うことができています。昨年「就労支援センターというものを利用してみよう」という話になったのが11月〜12月。それまでは考えることも出来なかった境地が開けつつあります。
先日制度のことを少し書きました。自分の通所先は時給ではなく工賃扱いで下請け作業の請負金が分配されるのです。作業に携わるのは週3日です。今日、思いがけなく先月分の工賃が支給されたのです。利用料負担額のほうが大きいので実質は持ち出しなのですが、たった1000円札一枚が給料袋の中に入っていました。「たった」と書きました。しかしこの1000円札を見た瞬間、先日の日記30冊と同様、今までの12年のうつ病の歩みがよみがえりました。この1000円札は12年の模索があって、さまざまに動いて出会いがあって、やっと運が味方して、それで出てきた1000円札です。ふけば飛ぶような薄い1000円札一枚が、自分には腕がへし折れるほど重い1000円札に感じられました。
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