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2010/03/02

波を小さくする=自分を知る

先々週末から、疲れがたまってきました。最初は一時的なものだと思って、週末休めばなんとかなるだろうと思っていたのですが、明らかに23日ころから起きるのが難しくなってきました。といっても、以前に較べたらまったく違います。8時台には食事を終えて掃除を始めるのです。今一番楽しいのが「掃除!」。だってやればやるほど、部屋はその分だけきれいになっていくのです。掃除と片付けは違います。片付けは「いる」「いらない」の判断を付けて必要ならあるべき場所を決めて収納し直す作業で、これは頭を使うし相当に骨が折れます。掃除と片付けを分離して掃除に集中しているのがいい結果を生んでいたと思います。それでも目覚めてから実際に起きられるまでのタイムラグが少しずつ長くなっていました。そこで23日にデイケアで主任看護師さんと面談の時間をもちました。

想定の3倍のスピードで改善している。それは明らかに早すぎる。今週は自分にもっとやさしくしないと大変なことになるということで合意。10時に起きられればいい、掃除もしなくていい、今チャレンジしている就労支援プログラムとデイケア・診察だけを外さないようにしようということになりました。その翌日からもっと起きられなくなりました。自分自身を研究対象としてワークシートにその日のだいたいの行動や起きた時間、就寝時間、頓服の抗不安薬や睡眠薬を使ったかどうか、その時間まで記録していたのが大変役に立ちました。事前に早すぎるスピードのせいで若干のリバウンドを起こしていることが自分自身で理解できました。自分に優しくすることにしました。

翌日の診察で、そのことを自分自身で兆候をつかみ対処できたということに大きな評価をもらいました。自分自身を知るということが本当に難しく、そこでつまずいている人が多いのだということを教えてもらいました。

就労支援プログラムでは内職のような軽作業をしています。もの作りと言っていえなくはありません。そこで、トヨタのかんばん方式を編み出した大野耐一氏のことを思い出してこのところ彼の言葉を読んだりしているのですが、「高性能の機械とはスピードが速いことではない、一時的にスピードが速くてもそれが維持できなければ意味がないが、一時的に出るスピードを機械の性能といっている人が実に多い」という趣旨のことを書いていました。これは自分自身も、つまり人間も全くその通りなのです。一時的にできても、それは高い能力とは言えないのです。むしろ自分自身の器が分かっていて、それ以上抱え込まない一線をもっていることが実に大事なのです。

2週間前にそのことに気づけたおかげで、リバウンドは最小限に収まっています。10時でいい、と自分を許していますが、なんだかんだ9時には起きている。疲労が激しい日もありますが、就労支援プログラムとデイケアの通所時間には遅れていません。プログラムも順調にこなしています。掃除も控えめにしていますが、少しずつでもできるところをやっていくことにしています。

「研究」という視点、徹底して観察して因果関係をつかむ作業、それを自分自身を対象にやっていることの意義は病気の回復以上の意味をもっているのかもしれません。体重は昨年の今頃から較べ10キロ以上落ちました。これも少しずつです。

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