友人の本
自分の古くからの友人、古沢保さんが新刊本を出したとのこと、連絡を下さいましたのでご紹介します。古沢さんとは昔切手収集が流行っていた時代、同人誌を通じて知り合いました。彼が今テーマにしている「風景印」(これでも郵便局の消印の一種です。鳩ヶ谷市内では鳩ヶ谷郵便局にあるはずです。郵便窓口で手紙を出すときに押してもらうと記念になりますよ)はその当時自分がお株にしていたもので、自分の同人誌のテーマが風景印でした。その高校生当時、なかなか描かれたもの由来を詳しく調べ尽くすまではいかなかったのですが(根性もありませんでしたが)、それを誰もが読むに耐えるところまで実現したものと思います。以下の紹介文にもありますが、この風景印を読み解くのはその土地の四季や歴史をひも解くヒントとして大変有意義だと思います。彼の文章は高校時代からとても読みやすく暖かみのあるものでファンもたくさんいました。散策のお供に、お手元にあると大変おもしろいお散歩ガイドになると思います。
新刊書ご案内
「風景印」の中に、東京の四季と雑学が詰まっている!
50円切手1枚で楽しめる新しい知的散歩の提案/直木賞作家・出久根達郎氏推薦
『東京「風景印」散歩365日』刊行のお知らせ
貴下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。この度、小社では郵便局をめぐる新しい街歩きの紀行本『東京「風景印」散歩365日』(古沢 保著)を刊行いたしました。つきましては、御社刊行物の書評記事へのご掲載や、「東京散歩」「歴史探訪」「大人の趣味」「注目のグッズ」「生涯学習」などをテーマにした特集記事でのご紹介をお願いいたしたく、ご案内させていただきます。
「風景印」とは、地元の名所や歴史を描いた図案入りの消印です。東京23区では374の郵便局に設置され、皆さんの近所にもきっとある、知る人ぞ知るスタンプです。著者は1年かけて東京23区の風景印を完集しながら、図案になっている名所を訪問。新しさと古さが交錯する東京を、美しい図版と写真満載で伝えます。押すのに必要なのは1局あたり50円切手1枚。でもそこには奥深い世界が広がっているのです。
【本書の5つの読みどころ】
① 豊かな東京の四季 風景印の題材で多いのは花と祭り。四季折々の花や祭りを見て歩くうちに、東京が意外にも季節感豊かな街だと気づきます。年間を通した東京の散歩ガイドとしても役に立ちます。
② 大人の社会科見学 樋口一葉が質草を預けた蔵、開かないかちどき橋の橋脚の中、旧日本銀行でもらったお札の細切れ…風景印に導かれ貴重な体験も続々。大人だから楽しい社会科見学です。
③ 面白風景発掘 蔵前には今も蔵がある? 閑静な寺の境内に巨大な大砲の碑が? 練馬区には水没してしまうテニスコート? などなど、23区をくまなく歩いたからこそ見つかる面白スポットも続出。
④ 浮かび上がる東京の歴史 なぜ板橋区に田植えの祭りがあるのか。吉原にある見返り柳の由来とは。小伝馬町にある悲しい鐘のいわれとは。その街の過去と今をつなげる、「ブラタモリ」的知識も満載。
⑤ 美しい切手とのコラボレート 子供時代から切手収集家である著者は、風景印と切手のマッチングにもこだわります。30代以上なら誰もが一度は集めたレトロな記念切手たちも甦り、懐かしさ満点。
*著者への取材、執筆なども承っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
書籍名:東京「風景印」散歩365日
古沢保著 A5判/200頁/定価1,785円(税込)
【目次】
春 東京は文字通り花の都だった
4月 名所23連発、今年の桜に悔いはなし
5月 近藤が逝き、芭蕉は旅立つ
夏 祭りだ、花火だ、東京だ
6月 雨ニモ負ケズ花メグリ
7月 花火大会で夏本番
8月 行く夏を惜しむ阿波踊り
秋 新旧文化が層を成す東京
9月 旧街道と超高層ビルの谷間を
10月 都電沿線と文化薫る秋祭り
11月 銀杏色づく東京の街並み
冬 東京で和を意識する
12月 東京タワーと師走の築地
1月 初詣と大相撲初場所
2月 寒中の神事と梅の花
3月 歌舞伎を知って、再び春
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