銀行失格
今週の週刊ダイヤモンドに見出しのような特集が組まれています。電車の中吊り広告には、「企業育成どころか金も貸さない機能不全から抜け出せるのか?」とまで書かれています。この内容は自分が先日グラミン銀行の件で書いた記事と同じ趣旨だと思います。起業家にお金と経営サポートとしての人的資源をを提供し、企業を育て、その対価として金利を受け取るのが銀行という事業の本分でしょう。人々から小口預金を預かり、事業収入から利息を分配するのも大切な役割ですが、それも出来ない。年末の日経ビジネスの特集も「銀行亡国」でした。先週の日経ビジネスの郵政にまつわる特集で亀井大臣も、銀行が貸さないので郵便局に地方の小口融資をさせたらいいという趣旨の発言をしていました。郵便局がグラミン銀行になるというのもアイデアの一つですが、育成能力に欠けるので実際は難しいでしょう。いずれにしても、多くのひとが、この国の銀行のあり方に疑問符をつけています。日本が他の国より景気回復が遅れている大きな原因の一つが、この銀行問題でしょう。
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