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2009/09/16

豊かさとは?格差とは?

禅問答を書いてみます。

日本では格差が話題になっていますが、ネットカフェって山谷や釜が崎とどう違うのでしょう。山谷や釜が崎で暮らした日雇い労働者が黙殺されてきたのに。支援の仕方しだいでは「日雇い派遣村」みたいなこともできるかもしれない。それで生活保護が受給できればずいぶんとよくなるでしょう。最近は住所登録できるネットカフェも出てきたそうです。住所がなければ仕事も決まらない、国民健康保険の被保険者にもなれない、生活保護受給の必要があるときにもその申請が受け付けられます(受給決定がでるかどうかはわかりませんが)。ネットカフェに日雇いの若い人が寝泊りするのは、インターネット無しには仕事の情報はもとより生活情報も得られないし、身分証明書がなければ電話ももてないので、各種連絡もインターネットを使っているからだと思います。インターネットは生活インフラになっています。

世界中がグローバリズムの進展によって貧富の格差が広がっているといわれています。確かにそうでしょう。しかしもう一方の視点で見るとこのたった数十年の間に地球の人口が20億から60億へと爆発的に増えているのです。増えた人口はインドをはじめとした南アジアとアフリカに集中しています。数十年前は生まれても親が育てられずに即刻死んでいた子どもが多かった、それが相当数救われるようになったということです。日本でも高度経済成長以前は、特に農村では育てられない子どもを間引きするなんてあたりまえに行われていたでしょう? 今でも人工中絶で実質的に相当数の子どもが「間引き」され(法的には中絶不可能な月齢のあかちゃんを非合法で間引く闇産婦人科医もいます)、その後は児童養護施設が、親が経済的理由で養育不可能なこどもたちを相当数すくっています。海外に里子に出される子どももたくさんいますが、日本政府はそのことをだまっているので知らない人の方が多い。しかも韓国では海外に出された子どもがどういう相手に引き取られているか把握されているのに日本では全く把握されていません。移植用の臓器を摘出されている子どもだっているだろう、と自分は推測しています。タイの現実を描き映画化されて反響を呼んだ「闇の子どもたち」のストーリーは悲惨な現実ですが、同じような子どもが今の日本にでさえ存在しない保証はないのです。ブローカーが暗躍する抜け道はあるのです。

命はつなぐことができるようになった。確かに金持ちはうらやましく思えるような生活をしているかもしれないけれど、よくよくその消費生活を見ると、金持ちの記号としての商品を消費させられているだけのようにも見えます。人生を豊かに送れていない人も結構いるのです。

20億の人口が60億になった。貧富の格差は広がった。「豊かさ」の本質はどこにあるのでしょう。

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