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2009/09/01

防災の日に

今日は防災の日です。日本はどこに住んでも何がしかの災害に見舞われる宿命をもつ「絶対安全」がない国土です。地震はもちろん台風などによる水害、火山の噴火など。しかし防災の日というのが1923年の関東大震災の起こった日だと知っている人すら少なくなりました。11時58分に発生、お昼ご飯の調理のために火を使っている家が多く、その火が大火を引き起こして被害を大きくしました。NHKラジオではこの記事を書いている時間、関西発命のラジオという番組が放送されていて、阪神淡路大震災の体験を中心に、いざという時どうするか、どういう準備を考えるかということを考えさせられます。和歌山県串本の津波に対する準備(9メートルもの津波が予測されています)は南海・東南海地震に対しても役立つもの(過去何度も津波被害を受けているから)で関東でも神奈川の湘南地域や三浦半島、房総半島も東海地震対策として同じ備えが必要だと感じました。小さいとはいえ小田原の酒匂川沿いの活断層はかなり危険度が高いといわれていますね。

さて、放送を聞きながら身近な鳩ヶ谷・川口でふと思い出したのが先日8月10日のゲリラ豪雨です。どぶ川再生事業ということで、現在鳩ヶ谷・川口を流れる旧芝川では河川敷へ降りられるような階段があちらこちらに整備されているのですが、10日のゲリラ豪雨の際旧芝川はあふれんばかりの水で、階段もほとんど水没していました。「この川は集中豪雨の際急激に水位が上昇するので気をつけるように」との看板をただ1箇所で見ましたが、川沿いの住民はそのことをどのくらい知っているでしょうか?旧芝川新芝川の分岐点へ行くと分かりますが、芝川の水は旧芝川に簡単に流れ込まないよう水門がありますが、イオンモールキャラや川口工業高校の方から流れてくる竪川の水が直接旧芝川に流れ込むようになっています。だから集中豪雨があると数キロの範囲一円の雨水が一気に流れ込むのです。このブログではたびたび指摘していますが、そもそも最近できた芝川沿いのマンションが新芝川に付け替えられる前のもともとの河川敷に建設されていることなんか知らないでしょうね。どぶ川再生は確かに大事なんだけれど、あの濁流がいつでも、しかもすぐにやってくる危険を知ってもらうことも大事だと思います。地震の危険だけではないんですよね。

鳩ヶ谷市役所のある三ツ和から坂下町にかけて、本町の高台から八幡木のちょっとした高台までの間は大昔入間川が流れていたぐらいの低地です。東川口駅付近からけや木通り沿い、安行出羽、尾竹橋通りにかけては本当に最近開発されたところで地名からも分かるとおり(人の名前がついているでしょう?越谷の七左町だって七左衛門さんが中心になって開墾したからついた地名です)江戸時代に開墾された低湿地です。綾瀬川の氾濫や大地震時の地盤の液状化が懸念されます。公式な断層の位置はあの当たりでは発表されていませんが(蓮田や東大宮、春日部あたりでは観測位置や推測位置が確定されていて地図になっています。うちにもありますが新宿の紀伊国屋などで簡単にだれでも買えます)、関東平野では数少ない表面上から観測できる綾瀬川断層も近いですね。もっとも関東平野は土砂に埋もれた未知の断層が数多くあるだろうといわれているので綾瀬川断層だけが特別危険なわけではないことは強調しておきます。知っていますか?備えていますか?鳩ヶ谷市の南や川口市の朝日、弥平、領家(弥平新田というバス停がありますね。新田というのは江戸時代に新しく開墾された場所で現在もほぼすべて水害の危険、経験があるはずです。そういう意味で古い地名はとても大事な情報です。やたらとかえるべきではありません)あたりは新芝川に付け替えが可能だったくらい土地が低いということです(もっとも、ここも領家の排水機場などが完備されているので数十年前に較べて水害の危険は格段に低くなりました。川口は川の氾濫よりも荒川が満水になり芝川などの中小河川の水が下流に流れなくなってあふれだす水害が多かったための処置です)。覚悟していますか?

川口市・鳩ヶ谷市役所では、国レベルの荒川・利根川氾濫時のハザードマップだけではなく市レベルでの水害や地震における危険度を明示したハザードマップを作っておいて欲しいと思います。地価に影響が出るからいやだという地権者が多くて大変だとは思いますが、そういうエゴがいざという時の被害を大きくすると思います。やっている自治体も結構あるのです。

芝川の上流には見沼たんぼがあります。ここが実は川口・鳩ヶ谷の水害を食い止めるダムの役割をしています。が、近隣の地価上昇にもかかわらず景観保護と防災の観点から宅地化が認められないためにここの農家は大反発、結局国(だと思います、県ではないと思う)が買い上げ、そのまま放置できないので水防工事をしているのですが、もともと江戸時代に八丁堤(以前の鳩ヶ谷方面~東浦和駅方面のバスが行きかっていたところです)が作られて水防の役目を負っているんですよね。八丁堤を歩くと木がたくさん植えられて容易には壊れないようにされているし、浦和・大宮台地の谷間の一番の狭いところに作られていることも含めて昔の人は賢いと感心させられます。あの八丁堤のこと、川口・鳩ヶ谷市民はどれくらい知っているんでしょう。東浦和駅からすぐ近くなので一度ハイキングでもして歩いてみると楽しいですよ。八丁堤そのものは武蔵野線からも見えるのですが知らずに見ている人も多いよね。

我が家は狭い上に本棚がたくさんあるのですが、地震が来たら家具はこう倒れるからとイメージして限られたスペースでもなるべく被害が少ない、自分自身の安全を守れるような配置を意識しています。非難袋の準備はありませんが水はつねに買い置きしていますよ。

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