朝になって
埼玉8区。独身税発言の柴山まさひこ氏は落ちて当然。若い有権者から総すかんを食らったことだろう。発想が老人化している。自分たちの世代がなぜ晩婚化しているか、それは社会が高度情報化・専門化しキャリアを積むのに時間がかかるようになったからなのに税金かけて結婚させようなんて・・・将来の借金(年金)の支払いのために子どもを生ませようというのはばかげている。しかも晩婚化は日本だけでなく世界中でおきている現象。自分と同世代のくせにこんなことも分からない柴山氏は現代社会学を基礎から学びなおして出直すべきです。
石川3区は森喜朗氏が辛くも逃げ切り。ぜひ落としたかった人物ですが。首相退任後すぐに田原総一郎の番組に出演、北方領土問題は二島返還でロシアと調整していると発言してロシア側が即否定するなど物議を醸しました。それ以外にもこの人の発言はあまりにも立場をわきまえない軽率な発言が多い。首相になったのだって故元小渕総理が倒れて、密室で決まったことを皆さんもよく覚えているでしょう。麻生総理もほとんど内輪の論理で決まりましたが、だからこそ軽率な発言(本音)がぽろぽろ出るのでしょう。地元の建機メーカーコマツが、港がなくて輸出入に不便だからと茨城県への移転を表明したため、コマツの意にかなう港をごり押しでつくったことなどが辛勝につながったのか。
小泉政権下で「偉大なるイエスマン」として幹事長を勤めた武部勤氏が何とか比例で復活当選したのはよかったと思います。
麻生政権はきわめてでたらめな政権でしたが、麻生氏は敗北責任は認めたものの「実績はつくった」と強調。この態度が多くの人の堪忍袋の緒を切らせたと思います。
自民党は大物と呼ばれる連中がごろごろ落選しましたが、だからこそ中堅・若手が本当に自民党が担うべき役割は何か真剣に考え再起を期するのではという見方もあります。これはこのブログでも以前同じような見立てを書きました。こてんぱんに負けないと本気で考えないだろう、中途半端に勝つと民主党に鞍替えする連中がごそごそ出るだろうと。民主党が300議席もとった以上それはありえない。自民党の看板で勝負すること。そのためには新しい支持基盤が必要でそのためにはどうすればいいのか真剣に考えて欲しいものです。
社民と共産は相変わらず憲法9条論をふりかざすけれど、憲法で保障されている基本的人権の尊重、生存権についてどう考えているのか。生活保護の認定・給付は区市町村がやっていますが、言い換えれば住所がなくなると生活保護認定もされない、生存権は保証されないのです。明らかな憲法違反に対して何の言及もなくて何が庶民の党か。身体障害・知的障害と同等の社会保障がない精神障害者の存在は基本的人権を尊重していないことではないのか。基本ができていないと思います。特に共産党は「平和」うんぬんのイベントで青少年を呼び込み、監禁して民青への加入を強要する馬鹿な真似をやめて欲しい。自分はその被害にあって友達を一人失いました。やっていることが宗教団体と酷似しています。
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