国立西洋美術館
今日は上野の国立西洋美術館へ行きました。ここはモネの睡蓮などの展示物で有名ですが、今世界遺産登録に向けた動きがあります。というのもここはスイス生まれのフランスの建築家、ル・コルビジェの設計だからです。ル・コルビジェの建築を乱暴にひとことで言うと、それまで壁で支えられていた建物を柱で支えることで自由な間取り、自由な壁面設計などを可能にしたのです。
学生時代からここが好きだった自分。展示物のヨーロッパ的匂いもさることながら、開放的な空間の居心地のよさに惹かれていたと思います。もっともそのころはそのよさが理解できていませんでした。今でも「理解」からは程遠いですが、なぜ居心地よいのか自分なりの説明ができるようになりました。
インドへ縁ができたときも、まずイメージしたのはタージマハルでもなく都市の喧騒でもなく、ル・コルビジェによるチャンディガールの都市計画と公共建築物群のことでした。いつかチャンディガールへは行ってみたいです。友人ニラージュはいつも「首都デリーのすぐ近く」と言うのですが、彼の住むシッキムから見れば・・・の話で、デリーから350キロくらいあるのです。タージマハルのあるアグラなんかよりずっと遠いです。アグラは日本のツアー会社がよく日帰りコースに組むけれど250キロくらいあり、日帰りはかなりの強行軍です。ましてやチャンディガールなんて泊まりでなければムリ。
そのル・コルビジェの設計による国立西洋美術館は素人目にもその建築の優れているのが分かります。開館から今年でちょうど50年。8月30日まで記念企画展が開かれています。今日しか行けなさそうだったので、暑かったけれど行ってみました。とてもよかったです。
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