« ソロスは警告する | トップページ | あまりにもタイミング良すぎ »

2009/03/02

教養

前の記事で触れたジョージ・ソロス氏の思考や考え方はいわゆる一般教養の部類の内容です。全然お金にならない学問だけれども様々な考え方に触れて自分でものを考える力を付けるためには必要な学問だと思います。しかしほとんどの大学で、実学以外のこうした思想哲学は教えていないのではないかと思います。大学という名前の学校は乱立しているけれど、こうした一般教養がどの位理解できるのか?大学って無駄な勉強をしにいく所で、そのためにとにかく本を乱読しなければならなかったはず。一冊も本を読まず、レポートも書かず卒業できる大学を大学というんだろうか。

そういう意味で、一般教養は崩壊してしまった。柄谷行人氏や浅田彰氏などが「批判すべきテキストすら読んでいない学生には『本を読め』というしかない」と「必読書150」なんていう本を出して「これらを読まなければ猿である」と挑発しなければならない。挑発されても読まない。そんな学生に学生の資格があるのか?学費を払えば学生かと言えばそんなことはないので、そんなことならむしろ社会に出て仕事したほうがよほど勉強になることが多いはず。自分の糧になる仕事ならばただで働いたっていいくらいだと思います。実際最初はただ働きでも技能があがった時点では給料を払ってもほしい人材になるでしょう。そうなれない子はそもそもダメだと思うし、何時までたっても評価せず給料を払わない会社はきえてなくなる会社だろうと思う。今の会社は学部3年、修士1年生から採用活動するけれど、彼らは採用時点では何も結果を出していない。企業としては青田買いで良いのかもしれませんが、社会全体が弱体化せざるを得ないと感じます。だから「難解だから読まなくても良い」とか執筆者に言われてしまう。あるいは、「今までで一番勉強させてもらった」とか、恥ずかしげもなく書いちゃうひとが本の解説したりしている。恥ずかしいことです。悔しく思ってとにかく本読むしかない。読んで読んで、でも本だけだと頭でっかちになるから「書を捨てて町へ出る」必要もあるでしょう。皮膚感覚でも感じるために一番いいのは旅に出ること。そういうことをしている人達が少なくなっているのだと思います。

|

« ソロスは警告する | トップページ | あまりにもタイミング良すぎ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私も本は好きです。教養がどれだけ身についているのかは不明ですが(笑)

いろんな人に出会ったり、体験をすると、色々なことを知りたくなって本が読みたくなりますね。

最近は便利になったので、amazonとかで知りたい内容を調べて、本を図書館で予約するって感じです。

なかなか本を読む時間もありませんが、本を読むとちょっとほっとしますね~。

投稿: べる | 2009/03/04 23:31

○べるちゃん

amazonのサイトはほんとに便利!買う以前に類似本を検索したり、内容のダイジェストが読めたり、読者の評価が見られたりして実際に読むときの参考になりますね。

まさにべるちゃんの言うとおりいろいろな人に出会ったり、体験をしたりするとさらに知りたいという欲がわきます。自分は旅行に言った先のことを後で復習するのが好きで、インドもそうですが、国内でも旅先でそこでしか手にはいらなそうな本を買って知識を深めたり地図を手に入れて自分の歩いた場所と照らし合わせてその土地の地理を丸ごと理解するのが好きです。問題は自分の場合、図書館でなくまず買ってしまうことです。それと頭でっかちになりがちなので直接感じることも大事にしたいです。

投稿: なんちゃん | 2009/03/05 22:58

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ソロスは警告する | トップページ | あまりにもタイミング良すぎ »