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2009/02/08

格差問題 ひとつの真相

格差・格差とかまびすしい今日この頃。

格差問題って今に始まったことなのか・・・とずっと疑問に思っていたのですが、「We」という雑誌を読んでいて「ああそうか」とわかったことがあります。特に派遣切りが問題になっていますが、派遣ができる前はパートという職種があって、これはほとんど女性が担っていたのです。当時は男性がまだ終身雇用という幻想に身をゆだねていられる時代だったので、共稼ぎといっても多くの女性はパートだったわけです。正社員と同じ仕事をしているのに賃金は低かった。そして不況のときはこのパート社員が真っ先に犠牲になっていたのです。しかし日本の社会の「当然」として女性が結婚していて、基本収入は男が稼ぐというシステムになっていたのでパート切りをしてもほとんど問題が起きなかったし、問題が起こったとしても世間や大手マスコミは問題として認識していなかったのだと思います。

今回の派遣切りが問題になっているのは多くが男性だからでしょう。つまり稼ぎの主役が首を切られるという事態になってやっと「問題」として認識されたわけです。男ならば家族の稼ぎ手として首が切れないはずだった。だから組合も男性正社員には手厚い支援をしたけれど、女性パート労働者にはそれをしてこなかった。その間にどんどん非正規雇用が増えているのに労組は対応を誤ったわけです。

これは言い換えるとオーネットやツヴァイなどといった結婚紹介業が男には「定職についていること」を必須項目として女にはそうしてこなかった(最近は表立ってこういう条件を出さなくなりましたが、お金を払ってでもパートナーを求める男女の考え方にあまり変わりがないので「紹介件数が規定に満たない場合は入会をお断りすることがあります」と書いてあります。つまりそういうことなのでしょう)ことと同じ「世間=日本社会」の当たり前だった。

最近の格差問題を論じるにはそういう視点も必要なのだとおもいます。ただこれだけが真相なのではない、いくつか社会の前提を覆すようなことがおきていてそれが「格差」を顕在化させているのだと思います。むしろ格差問題というのは以前からあった・・・たとえば母子家庭とか・・・わけです。

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