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2009/02/10

うつ病パートさんの思い出

昨日も今日も午前中苦しくて、今日は朝8時半に布団だけは干したもののその先が何もできずいらいらするやらがっかりするやら。やっと先ほどから頭がクリアになってきました。

それで昔のことをふと思い出しました。

自分がまだ会社(大手スーパー)で病気の兆しもなく勤めていたころですから10年以上前です。売り場に遅番のパートさんがきてくれることになりました。普通一般には主婦は日中勤めて早く帰りたがるのですが、その方はお子さんもいるけれど遅番(17時~21時)がいいというのです。この時間帯にきてくれるのは学生がほとんどで、通常はレジうちしか頼めなかったので接客もしてくれるこのパートさんの存在はとてもありがたかったのです。

ところが2ヶ月ぐらいしてから休みや遅刻が多くなりました。最初は「熱があって」などと言っていたのですが、やがて「うつ病」を告白しました。

しかし、遅番のパートさんは貴重である上に、出てくればよく働いてくれるので継続してもらうことにしました。あてにしている日に突発で休むことも遅刻することもありましたが、最低1時間前には電話連絡してもらうようにして、本当にだめそうな日は自分ら社員が夜休憩を切り上げて対処することにしました。「今日は無理です」と連絡があった後、「終わりの1時間だけいけそうです」と電話があって20時からきてもらうこともありました。今でこそスーパーの22時・23時閉店は当たり前になりましたが、当時は21閉店でも相当しんどく契約社員さんも20時に帰るような状況だったので、1時間だけでもきてくれるとレジ閉めもやってもらえるし本当に助かったのです。何しろきてくれさえすれば何でも安心して頼める優秀な方でした。

だいたい彼女のパターンが読めてきた段階でこちらも気持ちに余裕が出てきました。「今日は無理そうです」という電話がかかってきても、声の調子で判断して「今日はちょっとがんばってきてしまえば大丈夫なんじゃない?遅れてもいいからおいでよ」などと言って見ると実は時間通りにこれることも多かったのです。

おくれてもいい。やすんでもいい。雇う側でこの覚悟がもてれば、よく働いてくれるという人が世の中にたくさん埋もれているような気がします。自分がそうだとは言いませんが、今になって彼女の家庭での裏舞台も想像できるような立場になってみて、ああいうやり方で働いてもらえたのはとてもよかったと思います。一度体調が戻ってしまえば、帰宅後夜遅くはなりますが家事もそれなりにこなせていただろうと想像します。月にたった数日のことで首になっていたらショックは大きかったに違いありません。職場が多少のブレを吸収してあげるだけで職場も助かったし、彼女自身にとってもすごく自信になっただろうなとおもうのです。

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