最強トヨタ、終わりの始まり
アメリカの景気減速と円高の影響で日本最強企業とも言われるトヨタが大幅な減益に襲われました。しかし本当の減益理由は他にあるような気がします。
先日トヨタ会長の奥田氏が紫綬褒章を受賞しました。その時のインタビューで、「会社の体質はずいぶん変えたが、一度も従業員の雇用に手をつけなかった」と述べたのです。足元で数千人の期間従業員の首を切っている最中にです。
数年前なら通用した言い分でしょう。しかし今、格差問題がこれだけクローズアップされている中でのこの発言はナンセンスとしか言いようがありません。トップがこれだけ世の中の動きに鈍感になれば、業績が悪くなるのは当然だと思います。
かつて、いかに大企業病(社員が上しか向かず、トップマネジメント職が現場の動きに鈍感になること)にならないようにするかが大事で、そのためにいつも変化する事が大事と口を酸っぱくして言い続けた奥田氏も、さすがに持ち上げられすぎて天狗になってしまいました。トヨタの従業員の特権意識も見苦しい程になっています。この会社は解体的出直しが必要でしょう。
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