パフォーマンスとしての舛添激怒
舛添厚生労働大臣が都内で起きた妊婦死亡事件について激怒しているそうですが、彼の激怒は単なるパフォーマンスです。彼は「医師不足」の対処法として「医師増員」を口にしました。しかしかなりの勤務医が「これ以上医者を増やすな」という思いを抱いています。なぜなら勤務医は今でも時間外手当がろくすっぽ払われず、善意で当直明けに外来一日などとすさまじいスケジュールをこなしているからです。これ以上医師が増えたら賞味の時間給がもっと下がること、つまり無給の時間外労働、それも労働基準法違反のものが増えると感じているのです。
人数の問題ではないのです。この事件の裏には十分に医療費を回さない国・厚生労働省の政策があるので舛添が激怒するのはお門違いもはなはだしいということです。
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