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2008/10/16

外国為替を考える

世界的に経済が混乱するなかで、日本円が買われていることはすごい事だと以前も何回か書きました。しかし日本にいるとよく分からないのですが、これだけ深刻な経済危機にあるアメリカのドルもずいぶんと買われているのです。日本で見ていると円高ドル安ですが、先週末他国の通貨は暴落しました。アイスランドはもとよりユーロ、イギリスポンド、オーストラリアやニュージーランドのドル、アジア各国の通貨に至るまで軒並み売られました。カナダドルもついこの間までアメリカドルと肉薄していましたが、今は10円以上の差が付きました。アイスランドは金融業の活況により奇跡的な好景気を謳歌していて政策金利(公定歩合)が13%という信じられないような高金利だったのですが、昨今の銀行破たんなどの影響をもろにかぶり景気が極端に悪化する見込みとなったため金利も大幅に下げざるを得ない状況。それで資金が流失してあれこれ画策してやっとロシアから資金を借りたものの、為替介入もむなしく通貨が暴落したというわけです。

円高の理由は日本が外貨準備をたくさん抱えていて比較的安心できるという事の他に、低金利の円を借りて高金利通貨を買っていた投機筋が、株で損失を抱えたため信用力がなくなり投資していたお金を引き上げて円に戻し返済しなければならないという理由もあるんだそうです。同じような理由で一番お金を動かしていたアメリカの投機筋が、お金が回らなくなって自国通貨を買い返済に充てているため経済が悪いのにアメリカドルが高くなっているのだそうです。

これも以前書きましたが、外国為替市場では取引の内訳がこんな風になっています。

アメリカドル43%
ユーロ19%
日本円8%
イギリスポンド8%
スイスフラン3%
豪ドル3%
カナダドル2%
その他14%

ウエイトが高いほど流動性(他の通貨へ変えやすい)があるといえます。流動性が少ない通貨は為替変動の影響を大きく受けやすいのです。例えばニュージーランドドルなどは流動性が低いため金融が混乱すると乱高下しやすいというわけです。高金利通貨ということで南アフリカランドを持っておられる方も多いようですが、これも今は大きな評価損がでていても、国内要因以外で為替が変動しているので辛抱して持てばある程度は戻ってくるのだろうと思います。

ベトナムのズォンさんのような留学生のみなさんも、今少ししのげば楽になるのではないかとのこと。少しだけ安心しました。

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