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2008/07/12

JR女性乗務員暴行事件に思う

まずこの新聞記事(2ヶ月くらいで見られなくなってしまうかもしれませんが)を見てください。女性乗務員を連続暴行 早朝のJRグリーン車を狙う

かいつまんで言うと早朝のJR東海道線下り電車で、女性のグリーン車乗務員が一人で乗務していたところ、男にトイレに連れ込まれ暴行を受けたというものです。しかも今年3月と4月の2回。3月は未遂に終わったそうですが、すぐに対策をとらなかったJRの責任も大きいと感じます。昨年でしたかJR北陸線の特急で女性がトイレに連れ込まれて暴行を受けた事件があり慄然としましたが、今度は乗務員ですよ。

そこでこのポスターです。

この記事作成中

犯人はグリーン車の乗務員は女性とみて、はじめから狙っていたのではないかと思います。JRでは早朝深夜帯の乗務を2人体制にすることや防犯カメラを設置するなどといった対策をとるそうですが、ちょっと待ってください。問題は「雇用の逆差別」という問題にもあると思います。電車の車掌や運転士、駅係員などに女性の登用が進んでいて、それは男女雇用機会均等法があるのだから当然ですが、このグリーンアテンダントという職種には逆に男性が採用されていないようです。このようなことになるのはこのポスターのように、募集要項に「女性のみ」と記載できない代わりに女性の写真を大きく掲載して、応募者が女性になるよう意図的に仕組んでいるからです。このような例は巷にいくらでもあります。

男性でもグリーン車のサービススタッフにふさわしいホスピタリティをもった人材はいるはずなのです。もしグリーン車の乗務員が男性だったらこんなむごい事件は起きなかったはずです。被害にあった女性乗務員は一生快復できないような心の傷を負ったことでしょう。雇用機会は均等であるべきですが、女性特有の危険というのが社会の中に明確に存在します。

男性ばかりだった職場へ、能力ある女性を起用するのと同じくらい女性ばかりだった職場に男性を起用する事が重要です。看護師にしろ飛行機の客室乗務員にしろまだまだ男性のウエイトは少ないし、そもそも採用する気が無い企業もたくさんあるように見受けます。それは国を代表する企業のひとつであるJRでさえそうなのだから社会的に浸透していかないのも当然でしょう。しかし男女分けされていた職場に異性が入ることで異なる視野から職場改善が進むケースもあるし、実は異性のほうが向いていたというようなケースもあるでしょう。そもそも日本はどんどん少子化が進み働き手がいなくなるのですから男女どちらでも働ける環境を作っていかなければなりません。JRなどは率先してやるべきです。

もうひとつの課題です。自分が男性であるので微妙な感情もありますが、男性が性犯罪を起こすケースは非常に多いです。通勤電車で女性専用車両が存在する事に異議を申し立てる人もいますが、あのような対策は自分は絶対に必要だと思います。もっと言えば電車内に写真週刊誌などの中吊り広告が出ていて、水着姿の女性の写真が載っていたり、「オンナの本音」云々といった不快な文面が載っていたりします。職場であんなものを貼っておいたら明らかにセクハラ行為なのになんで広告ではOKなんでしょうか。

性犯罪を起こす男性の中には性犯罪依存症、つまり病気の人もいることがはっきりしています。以前東京医科歯科大に「性犯罪専門外来」が作られたという事を記事にしました。アメリカではこのような治療機関が多数あるそうです。そして性犯罪を犯した人には受診を義務付け、理由無く受診しなかった場合などは罰せられると聞きます。女性が性犯罪を起こすケースというのもあるのでしょうが、ほとんどのケースで男性が加害者でしょう。社会科学的にみると男性はそういう攻撃本能のようなものがあるらしいですね。それを理性でロックしているわけですが、ロックが効かなくなる人もいるのです。

海外旅行に出たときなど、日本人以外の人は驚くほど頻繁に、通りがかりの相手にでも「結婚しているの?」と聞いてきます。独身の女性は特に「独身だ」など答えるのは危険を伴う行為です。ガイドブックにもその様な記述があるでしょう。女性ならではの危険というのは厳然と存在するのです。

ひとつのニュースからここまで考えるのは考えすぎなのかもしれませんが、自分には関連する問題であると思えるのです。

追記:2ちゃんねる記事によるとこのほかに常磐線でも1件、宇都宮線でも3件同じような事件が起きているとのこと。公になっていないのは採用側が示談で済ませ被害者が泣き寝入りしているからだとか。そういわれてみれば3月・4月に起こった事件が7月4日の新聞に載るのもおかしな話です。グリーン車の乗務員はJRによる採用ではなくNRE(日本レストランエンタープライズ)による採用で車掌ではなく販売員扱い、過酷な仕事である割に給料が低く、定着率が悪いとのこと。これはかなり根が深い問題のようです。

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コメント

いますよ、男性。
ただ給与が安すぎて集まらないだけです。
ちなみに『JRはやるべきです・・』と言われてもGAはJRの社員じゃないです。
つまるところ労働組合もないいい加減な子会社もどきで少ない給与でクレームやら暴行やら酔っ払いにおびえながら(かわしながら)働いてます。
もちろんJRの社員ではないので社割りも無し、そのくせ配給物もないのです。
最悪なのは変なところだけJRよりなので労災隠し(自腹推奨)なんてざらですよ。

投稿: GAのおともだち | 2008/08/29 13:18

○GAのおともだちさん、コメントありがとうございます。

自分は学生時代Jダイナー東海でアルバイトをしていたことがあります。JRになってから分割された旧日本食堂で、NREとほぼ同じような会社です。仕事は東京駅東海道新幹線ホームでの駅弁販売や売店の店員、配給、そして新幹線車内販売です。それはほんとうにすごい世界でした。深夜早朝の列車に乗務するための仮泊所は消毒剤のにおいがプンプンにおう2段ベットが並んでいて自分はとても寝られませんでした。社員食堂は洞穴のなかのようなところにあり、販売する駅弁とは天と地の差ほどあるような食事を支給されました。鉄道の現場で働くというのはきれいごとで語れないものだと実感しました。

昔だったら割り切ってああいうところで働いていかないと仕方ない現実もあっただろう・・・キヨスクの交代勤務で頑張って女手ひとつで子どもを大学までやったなんていう肝っ玉母さんもいたそうです・・・なんて思っていましたがむしろ「蟹工船」が爆発的に売れるような現代ですからああいう現場が全くなくなっていないばかりか雇用契約も不確かなまま働かされる人がむしろ増えているのかもしれません。パチンコ屋が従業員を「ホールアテンダント」と呼んでいたのとGAとはほぼ同じようなものなのかもしれないですね。

そんな環境だからこそ労災のようなことはきちんとして欲しい。子会社だからどうこうと言う問題ではないと感じます。

投稿: なんちゃん | 2008/09/02 23:40

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