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2008/06/09

崩れていく保育園・学童保育

鳩ヶ谷市でも以前(今も?)保育園の民営化反対という親御さんたちが動いていましたが、行政は「それでは」と形だけ公営の民間保育園を作っているらしいですね。鳩ヶ谷の話ではありませんが、都内では非常勤保育士のウェイトが上がるばかりでなく、派遣保育士なる人々が園を支えている現状が全国に広がりつつあるのだそうです。園長と主任以外はすべて派遣保育士などという園もでているとか。しかも派遣保育士に都内のある区が払っている金額は1800円から2000円。ところが保育士の手取りは1120円。この時給で働く保育士さんたちに延長保育や休日・夜間保育、障害児やアレルギー児への対応、育児困難家庭やモンスターペアレンツの対応、地域の育児支援までありとあらゆる役割が回ってきています。医療崩壊もさることながら保育崩壊の状況です。

自分の知人で保育園に就職した人のかなりのウエイトがうつ病になって園をやめています。保育に対して理想を持っている人ほど現実のひどさをみて、私に出来ることだけでもなんとかしようと頑張りすぎて壊れていくのです。

子どもを保育系や介護系の大学や専門学校に進ませようと考えている方に自分は「お金の無駄だからやめよう」と言わざるを得ない。低賃金・低環境・不安定の職場しかこの分野にはないと言っていいでしょう。保育の現場では子ども達を「回し」「流す」ので精一杯だそうです。

学童保育も崩壊が進んでいます。共働き家庭の急増により整備が追いつかない状況。それに対し厚生労働省は71人以上を抱える大規模学童保育に対し補助金を廃止することを決めたとか。学童保育を全廃して「全児童対策事業」に衣替えさせているそうです。全児童対策とは全ての子どもに放課後の居場所を提供すること。しかし現実は難民キャンプのようだ(川崎市のある「わくわくプラザ」への保護者の声)とか。

お金のある人たちは自主的に学童保育を作って運営したりしているそうです。子どもの段階から「大きな格差」が生じている現状。いいのか、このままで。金がないために児童館と老人施設を無理矢理一緒にしたりしているところもあるそうです。

おとといも書きましたが、人に対するケアの金がこんなに不足していて、誰が幸せになれるのだろう?とおもわずにいられません。

週刊東洋経済2008年5月17日号を参考にしました。

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