買った方が良いわけ
昨日の記事で自分がインドで小学校に子ども向け本を寄贈しようと思ったきっかけになったジョン・ウッドさんの本の話を書きました。あんなふうに同じものでも国をまたぐと値段が違うのは当たり前なんですね。
自分はジョン・ウッドさんの運営している「ルーム・トゥ・リード」という組織で活躍するつもりはないのです。というか組織で動くのは自分の体調からしてムリだろうと考えています。日本語を教えるにあたっても、有志の集まりに週何回か教えるようなイメージを描いています。だから小学校に本を寄贈するのも個人のつてでやり通そうと思っています。
ニラージュに本を寄贈する話をしたとき、彼は「海外から中古を集めてインドまで空輸するより、インドで新品を買って陸送した方が良い。空輸費が高くつくしインドでは本が安いのだ」と言っていました。どういうことなんだろうと思いましたが、今年現地へ行って調査してくればいいやと思っていました。ところがそうするまでもなく理由が分かったのです。「TIME」という英語雑誌があって書店でも売っているのですが、これのアジアでの年極購読料がリストになっていました。抜き書きしてみます。
バングラディシュ 5400タカ
ブルネイ 237.60ブルネイドル
香港 702香港ドル
インド 2484ルピー
インドネシア 783000ルピア
日本 22113円
韓国 199800ウォン
マカオ 702香港ドル
マレーシア 221.40リンギ
ネパール 5400ネパールルピー
パキスタン 3456パキスタンルピー
フィリピン 3132ペソ
シンガポール 162シンガポールドル
スリランカ 8640スリランカルピー
台湾 3510ニュー台湾ドル
タイ 2700バーツ
その他アジア 135アメリカドル
アジア以外 243アメリカドル
インドの料金を1ルピー2.6円で換算すると、なんと6458円なんですよ。日本の料金の3分の1以下です。アメリカで買うと1ドル100円としても24300円ですから約4分の1ですね。あらゆる書籍がこの調子なら確かにインドで新品を買った方が安いでしょう。ニラージュの言っていたことが理解できました。
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