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2008/02/15

古館も知らなかったACの概念

14日のテレビ朝日系「報道ステーション」で、キャスターの古館伊知郎が「アダルトチルドレン」という言葉の意味を取り違えて発言したとのこと。アダルトチルドレン=大人になりきれない大人、あるいは子どもじみた大人という誤解をしている人は世の中の大半を占めるでしょう。自分も以前はそのように勘違いしていたほどです。「AC」の概念はかように誤解されがちです。しかし今回当の番組はもちろんネットニュースなどに配信されることで、少しは「AC」の認知度が上がるかもしれません。

アダルトチルドレンは一般的に、アルコール依存症の親に育てられるなど機能不全家庭で育ち、成人になってもそうした体験が心的外傷として残っている人を指す言葉

と訂正記事で明確に定義されて紹介されています。実際そういう経験をしている人でないといっている意味がわからないかもしれませんが、「AC」で苦しんでいたのに、なぜ苦しいのかわからなかった人はこのニュースをきっかけに「自分はこれだったんだ」とわかるかもしれません。「AC」だとわかっただけではしんどさは無くなりませんが、モラルハラスメントと同様定義付けされることで問題の正体がわかってすっきりするとともに、本格的に精神科医やカウンセラーにかかって「自分を許してあげる」ことにチャレンジできる人が増えればと思います。

念のため。ACになるケースは当初親がアルコール中毒であるケースから見つけられた症状ですが、現在では親が精神的に未熟であるなどにより、子どもが大人の担うべき家族の精神的支柱になり、重さに耐えかねて心の傷を負っていることを言います。子どもにとって取替えの効かない安全な場所であるべき家庭がそのように機能していない環境で育った場合に広く見られるものです。ACの自覚を持っている人で、親がアルコール中毒でないケースは数多いです。詳しくはこちらこちらをご覧下さい。

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