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2008/01/14

困らなければダメ

新聞から日本の情勢を見ていると、格差論という内向きの論理がはびこってにっちもさっちもいかないようになっています。日本の格差について問題はチャンスが平等でない事だと思うのですが、実際の論議は結果平等にこだわっているようです。これではこの国の先は無いと思います。チャンスを平等にして、しかも年齢を問わずいつでもチャレンジできる環境を整える事こそ大事だと思います。

以前から何度も書いていますが、人間は困らなければ変わらないのです。アルコール中毒患者に手を延ばせばそれに依存してまた飲みだします。突き放して困ってもらう事が大事です。これは以前べてるの家の話の中で書きました。

今読んでいる本は「リクルートのDNA」と言う新書で、創業者の江副浩正氏の著書です。この人は汚職で色々と問題を起こしました。リクルートと言う会社はその後復活して今でもさまざまな業界に人材を供給して新たなサービスを起こし続けている事はすごいと思います。そのDNAというか精神は創業者の江副氏が提示したものです。彼は易経の「窮すれば変じ、変ずれば通じ、通ずれば久し」という言葉を言い換えて社訓にしました。この言葉はとても示唆に富んでいます。昔から人間は困らなければ変わらない、変わらなければ勉強しないというのです。

世界的に見ると日本という国は袋小路に入りかけていて、まずいと思っている人は大勢いるのですが、国民の多くが「困っていない」ので変わらない。だからこのまま袋小路に突き進むでしょう。そこまで行って困ってからでないとこの国は変わらないのではないかという気がします。

早く困って、勉強してください。桂歌丸師匠だってあのお年で「日々勉強」と言っていますよ。

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コメント

おはよう、なんちゃん。

「困らなければダメ」

全く、面白いタイミングで、同じようなことを吸収しているなあ・・・って思ってます。アンテナの張り具合が一緒です(^^)

最近、動画サービスで観たある番組があって、そこで特集されていたのが「ストレス」の話。

僕は、現代社会の「ストレスの対処法」・・・そんな内容なのかと思って見始めたら、違うんです。人間にとって、「ストレス」って必要なものなのだという切り口の番組でした。

病院のような場所で健常人が何もせずに寝ているだけという実験をしていましたが、どの被験者も1日と持たずにリタイヤしてしまったそうです。何もしない事が「ストレス」になってしまうという結果で、大きなストレスは問題なのだけれど、小さめのストレスを受ける事によってそれに反発する力を人間はもともと持っていて、それによってバランスを取っているんだということ・・・。面白い話でしょう。

そして、今回のなんちゃんが取り上げた話、通じるものがあります。

投稿: あきゅの | 2008/01/16 12:37

○あきゅの

似たようなことを考えていますね。自分が今心配しているのは受動喫煙防止法だかなんだかで病院が全部禁煙になりつつあることです。特に精神科病院ですが、入院していると楽しみといえば食事と週何回かの風呂とタバコくらいしかありません。そのなかで患者さんが自主的に時間を決めてできるのは喫煙だけです。タバコがすえなくなったら自主的になにかするということがほとんどなくなります。これは危機的だと自分は思います。まさに何もしないことそのものがストレスになってくるでしょう。そういう病院に何十年も入院していたら、生きていく力がなくなるでしょう。

べてるの家が関わっている浦河赤十字病院なら無理やりにでも退院を考えさせられますが、一般的にはトラブルの無いよう無理やりにでも閉じ込めるほうに傾きがちな精神科病院。真の意味で7万床削減して、人間的な「苦労を取り戻す」生き方を模索してもらう事で、地域社会にも大きなエネルギーになると思うのですが・・・。

投稿: なんちゃん | 2008/01/17 22:50

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