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2007/11/29

インド

本当は子どもたちにも分かるインドの話を書く予定だったのですが、ちょっと時間がなさそうです。現状分かっているインド事情を少しまとめておきたいと思います。

前の記事にも書きましたが時差が3時間半。飛行機では直行便で9時間かかります。エアインディアとJALがデリー~成田の直行便を運行していますが、どちらも毎日運行ではありません。日経新聞の国際面でインドの記事が出ていない日はほとんどないのですが、行き来は意外に少ないんですね。ただバンコクやシンガポール、香港乗換え便はたくさんあります。少し前まではバンコクでチケットを買い換えたほうが安く上がったらしいですが、今はあまり大差ないそうです。今年9月からはANAが商業の中心ムンバイに、オールビジネスクラスという飛行機を就航させて話題になっています。これからはインドと日本はもっともっと近い国になるでしょう。

現在1ルピーは3円くらいの換算です。しかし現地の庶民感覚では1ルピー100円くらい価値があるそうです。この価値観のギャップをどのように捉えて行動するかでインドのイメージはずいぶん変わるでしょう。

インドと言えば「BRIC'S」のひとつで今劇的に経済成長している国のひとつです。BRIC'Sとはヨーロッパの投資会社が使い始めた言葉で、ブラジル、ロシア、チャイナ、インドの頭文字を取ったものです。ただインドの発展の仕方は他の国と大きく違います。インドは公用語として英語が採用されています。これは昔イギリスの植民地だった影響ですが、公用語だけでも18というお国柄なので国の中での共通語が英語になっています。だからある程度教育のある人なら普通に英語を話します。ここがミソで、インドはいわゆる2次産業(工業やインフラ整備)より先に3次産業(サービス業)が発達したユニークな発展の仕方をしています。具体的にはIT産業(インドは日本でも有名になりましたが数学の教育水準が高いのです)と、欧米各国のコールセンターが林立しています。時差の関係で、24時間対応のコールセンターでは欧米が深夜の時間帯にインドは昼。だから欧米の利用者で深夜に電話をかけるとインドのコールセンターにつながる仕組みになっています。インドは先述したように英語が日常的に使われていますから、欧米のユーザーと話しても違和感ないのだそうです。

インフラ整備はかなり遅れているそうです。インドはイギリスの影響で日本と同様鉄道王国ですが、高速鉄道の整備はまだこれから。また道路の整備は非常に遅れているそうです。先日ヒッポのメンバーさんがビジネスでバンガロールに短期出張したそうですが、インフラ整備の遅れはとても大きいそうです。中国と違って工業はあまり発展していませんので、輸出が少なく原油は輸入に頼っているので経常収支は赤字(といってもアメリカほどではありませんが)なのだそうです。これもユニークなところだと思います。

生活面で言うと女性が着る民族衣装(サリー)は100人が100通り全部違う柄を着ているそうです。これは本当に驚きのようです。有名なカースト制度は公的には既に廃止されていますが、宗教と結びついているので今でも国民生活に深く根付いているとのこと。またヒンズー教徒が多いのですがムスリムやキリスト教信者なども多く他宗教の国といってもいいです。ヒンズー教徒は牛を神聖視しますし、ムスリムは豚を食べません。そこでインドに進出したマクドナルドは主にチキンを使っているそうです。

日本では最近年収300万円というとかなり厳しい生活になりますが、インドでは年収350万円もあれば相当のお金持ち。車の普及率は6%程度だそうです。といっても人口そのものが多いので都市部の交通渋滞も激しいようです。そこで首都デリーには地下鉄が3系統くらいあるそうです。この地下鉄は日本の援助で作られたのですが、改札システムが韓国のものなので、多くの利用者は地下鉄そのものが韓国の援助で作られたと思っているそうです。

インドで一番有名でステータスのある自動車会社は日本のスズキです。現地の会社と合弁でいち早くインド市場を開拓し3割~5割のシェアを持っているそうです。実はインドでスズキが躍進した陰にはヒッポの存在があります。スズキの社員で浜松でヒッポのメンバーだった方が切り込み隊長としてインドに赴任し、現地のヒンディ語を使いながら現地企業との合弁を成功させたのだそうです。もちろんスズキの会長も現場主義の方で、早くからインドへ自分から出向いて自らアピールしたと言います。スズキは日本ではマイナーな自動車メーカーですので、早くから活路を海外、それも新興国に目をつけていたのだそうです。ヨーロッパで今急成長しているハンガリーでもスズキの車がナンバーワンです。

ひとまずこの辺で区切って、時間があればもう少し付け足したいと思います。

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