いい人でいるのは楽
いい人でいるのは簡単です。どういうことか?つまり人間関係で対立することから逃げているのです。自分が20代でバリバリ仕事していた頃はそうでした。部下がするべき仕事なのに、あるいは上司の問題なのに、「自分自身で引き受ければ丸く収まる」と思って、やたらと頼まれ事を引き受けていました。結果朝7時出勤夜23時退社なんて事にもなっていました。20代だから体力的にも何とかなっていました。
しかし労働組合の役員を引き受けてからそうは行かなくなりました。まず自分以外の役員を引き受けてもらわなければ支部が成り立ちません。副支部長だけ、会計だけの会議もあるし、休みを使わなければならないから全部自分がでるのは不可能。さらに職場は今まで通りあり、責任も変わりません。ところが地域の会議や全国の会議にでなければならない状況にも追い込まれ、今までなら自分が我慢すれば良かった仕事も頼まなければ成り立たなくなりました。ここまで追い込まれ追い込まれて、やっと人に頼む事が出来るようになりました。これは慣れなので揉まれれば揉まれる程出来るようになりました。組合の責任者として上司にものを言うのも、最初は店長に言うくらいで手がぶるぶる震えたものですが、最終的には人事本部長クラスにまで普通にものが言えるようになりました。そして、これらの人にものを言う為には別の意味できちんと自分の仕事の責任を果たす必要があることを悟りました。部下にものをどんどん任せることで人を育てないといけないのです。ここまで来るとどっぷり「人」そのものに向き合わなければなりません。それが苦でなくなったら、自分の中に今まで無かった大きな地平が開けて来ました。話せば分かってもらえるという自信が出来ました。
ですから、今人間関係から逃げている人には「逃げるな」と言いたいです。ぶつかってこそ得られるものはたくさんあって、どれもすごく価値あるものなのですよ。嫌な思いをすることもあるでしょう。でもそこにも芽はあるのです。
昔の記事ですがこれも読んでみてください。
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