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2007/08/06

今日の旅で思ったこと

インドへ行くことを意識したうえで今日思ったことです。しなの鉄道のことを書きましたが、あそこはまだましとはいえ長野駅と東京とのスピードを縮める事は他の街の切り捨てになっていると思います。しかしそれは全体を見た時やむを得ない事なのかも知れないと思うのです。

というのも、東京をもっと高度な産業の中心にしていかないと世界的競争の中でおちこぼれるからです。インドへ行く場合、多くはタイのバンコクで乗り継ぎすることになります。バンコク空港は東アジアと南アジアや東南アジアを結ぶ飛行機が多数乗り入れるハブ空港です。これはタイが国策でそうしたのです。これによって多数の国と結びつき乗り換え客相手の商売や貨物の積み替えなどの作業のため多くの雇用を生み出す事ができます。日本でも北米と東アジアのハブ空港を作る必要性は訴えられていますが、利害関係の問題で実現していません。

タイのお隣りのマレーシアは今イスラム圏の金融の中心になることを目指して、国をあげて取り組んでいます。イスラム金融については前にもサラッと触れましたが詳しくは後述します。イギリスはロンドンを金融の中心にすることで国の経済を立て直しました。工業が国内で立ち行かなくなっていて、地方都市で失業者があふれそうになった時、金融で立て直した国の経済の余力を使って労働者の再教育や中小企業の支援をしました。これは国の経済に余裕があってこそです。日本は企業のリストラの影響で民間には力がありますが、借金過剰で国も自治体もアップアップしています。地方にお金が回っていないのは国の補助金削減というよりもむしろ、サラ金の多重債務者のように地方が借金まみれになっていて、予算の多くを借金の元金と利息の返済におわれているからです。国も多額の借金で将来が描けない状況です。これでは地方が厳しいのも「さもありなん」でしょう。

あらゆる分野で人の移動が激しくなりました。国際分業は避けて通れません。だから国の中では一極集中してしまうのは、全体を見た時不可避だと分かります。国際的に見たときの役割分担をこなすためには高度な設備が必要でそれを国内にたくさん作るのは現実的でないからです。だから中心都市へのアクセスを良くしていくことで同じサービスが地方でも享受できるようにするのだろうと思いました。異論もあるかもしれません。自分はしかし後戻り出来ない時間のうねりを感じます。農業の時代から工業の時代へ、サービス業の時代へと産業構造が変化してきました。今また変化の時です。金融とITを国の基幹産業にしなければなりません。うねりを自分のものとして捕えて行くのが大事だと思います。その為にはどうすれば良いのかそれぞれ考えなければなりません。古き泉は新しき水なのです。

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