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2007/07/05

この世を生きる不幸?

べてるの家の本や新聞記事を読んだ方は、その中心人物でありながら裏方に徹しているソーシャルワーカーの向谷地生良さんを知っているはずです。この人がこう書いています。「私の子ども時代は、高度成長のさなかで、貧しさが豊かさに変わる光景と世界の奇跡と賞賛された時代の空気を、教科書から学び、それをいつも誇りに感じながら過ごしていた。それに対し、変わりばえのしない日々を生きなければならない我が子を考えると、それ自体が危機だと思う」

ここに年間自殺者3万人というこの国の不幸が良く現れていると思います。私たちの親や上司、経営者や為政者の成功体験が、「頑張れば何とかなる」という有言無言のプレッシャーを私たちに与えて来ました。しかし自分達がみたのは、頑張っても良くならず、まじめに頑張りすぎてうつ病その他の精神疾患に悩まされる自分達の姿でした。自分は最近、毎月一人以上のうつ病患者さんと知り合いになります。彼らのもがきを見ていると全く人事ではありません。自分がたどった道を真っ直ぐ歩いて来る人もいます。同じ当事者同士どう関わって行けばいいかなと悩みます。本当はまず自分の心配をすべきなのは分かっています。でも同じ時代を似たような苦労を背負いながら歩いている人達と少しでも連帯して気持ちを分かち合いながら進んでみたいと思っています。

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コメント

結局は、いかに自分なりの幸せを見つけて生きていくか、ということなんでしょうかねえ。

投稿: べる | 2007/07/06 08:17

○べるさん
自分の体験からすると、苦労は買ってでもしたほうがいいとおもいます。ただ楽しい苦労に限ります。あとはがんばらないことです。矛盾するようですが、苦労をしていれば逃げても逃げてもいいのです。やばいなと思ったら上手に逃げる。逃げたほうが苦しい場合のほうが実は多いと思います。でも苦労は人を成長させてくれるので、幸福を見つけるのが上手になるんですよね。行き止まりなのにがんがん突き進む(例えばサラ金で金借りるとか人間扱いしてくれない会社や環境にのめりこむとか)のはいけません。

投稿: なんちゃん | 2007/07/07 22:51

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