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2007/06/22

東北新幹線開通25周年

明日6月23日は東北新幹線が大宮~盛岡間で部分開業して丁度25周年になります。本格的なダイヤ改正は上越新幹線開通の11月に行われているので、6月から11月は在来線の特急も数多く残りつつ、新幹線も使えるという状態でした。また上野~大宮間には新幹線リレー号が運転されました。

東北新幹線の開通は2つの大きな変化をもたらしました。一つは言うまでもなく東北と東京が身近になったことです。仙台まで4時間半、青森なんか一日で行くのは大変だったのが大宮~盛岡3時間ほどで結ばれました。この影響で羽田~仙台、羽田~花巻の空路が休止になってしまいました。それとともに東北の中心としての仙台の街が太く強くなっていくことになります。いまや郡山駅では朝新幹線で仙台へ行く人の行列ができるほど。盛岡方面は言わずもがなです。盛岡から東京まで乗りとおすと、仙台でかなり乗客が入れ替わります。東海道山陽新幹線の新大阪みたいです。

2つ目は在来線特急の廃止によって余った線路枠を使って東北線の普通列車が増発されたことです。それまでは日中30分に一本しかなかった大宮~宇都宮間に15分から20分おきに普通列車が運転されるようになりました。しかも夕方のラッシュでは半分が大宮始発だったものが上野始発となりました。このことによって大宮以北が東京の通勤圏として大きく発達することとなりました。埼玉の人口が700万人まで達したのは、この新幹線開通による在来線普通列車増発を抜きには考えられないことです。

その後新幹線は上野へ延長され、新幹線に併走して建設された埼京線がはじめて大宮~池袋まで直通運転を開始、さらに新宿へ延伸されて行きました。すると一度は役割のなくなった大宮駅が今度は新宿方面への乗換駅として再び脚光を浴びるようになりました。大宮を通過する新幹線はほとんどない状態です。これは大宮の経済的地位を飛躍的に拡大させました。話はありながら何度も頓挫した浦和・与野・大宮の合併が実現したのはこのあたりのことが大きく影響しているでしょう。鉄道がどこを通るかは重要です。当初は考えもしなかった岩槻のさいたま市への合流は地下鉄の延伸をスムーズに進めるためだったと言われます。

今後長野新幹線が延長されて北陸地方とも近くなる大宮。その歴史の大きな転換点の一つが東北新幹線でした。

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