争点が違う
間近にせまった参議院選挙ですが、争点がすっかりぼけてしまいました。年金問題などと言うのは事務の問題であって、どちらが選挙に勝とうとやらなければならないことはたくさんあります。しかも政治家が「○○をやります」といっていることは結局年金の新しい管理システムを作ると言うことです。システムを作るのは政治家でも役人でもありません。契約を請け負った民間企業です。ですからどちらが勝とうと意味はないのです。
本当に大事なのは憲法改正問題でしょう。憲法を改正して集団的自衛権を行使できる自衛隊にするのか、そうはしないのかと言うことだと思います。今、日本は北朝鮮と言う目の上のこぶを抱えています。アメリカは「アメリカ一国では日本を守りきれない」と言ってオーストラリアなどにも軍の出動を要請するようですが、その場合オーストラリアが攻撃されたら日本はそれを理由に参戦できるようにするのか?ということでしょう。(その他にもいくつもの論議がありますが)選挙を前にしてこの問題がまったくマスコミから姿を消してしまったのには驚きます。
政治がつかさどるのは政策です。国をどうするかと言う問題であって、事務手続きをこうする、ああするということは議論しても仕方のないことです。惑わされないようにしましょう。
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